金価格は安定

[The Daily Star]金価格は水曜日もほとんど変わらず、市場の注目はドナルド・トランプ米大統領の関税政策と、同日遅くに発表される米国の主要インフレ指標に集まっている。

金現物は前日の取引で1%上昇した後、0928GMT時点で1オンス当たり2,919.06ドルで横ばいとなった。米国の金先物はわずかに上昇し、2,924.80ドルとなった。

投資家らは、連邦準備制度理事会(FRB)の金利姿勢に関する手掛かりとして、12時30分GMT発表予定の米消費者物価指数データに注目している。

FRBは昨年、金利を100ベーシスポイント引き下げたが、それ以降は据え置いている。トレーダーらは現在、次回の利下げは6月だと予想している。

独立系アナリストのジョバンニ・スタウノボ氏は、「金価格がさらに上昇するには、価格圧力の低下など米国経済のさらなる減速が必要だ」と述べた。

「関税などのトランプ政権の政策は金融市場の不安定性を高め、安全資産への需要を支えている」とスタウノボ氏は付け加えた。

トランプ大統領による米国の鉄鋼・アルミニウム輸入品に対する関税引き上げが水曜日に発効し、世界貿易を米国に有利に再編するキャンペーンが強化され、欧州からの迅速な報復を招いた。

金塊は、経済的、地政学的混乱の中で安全な資産とみなされています。また、金塊は利息を生まないため、低金利環境でも価値が上がる傾向があります。

一方、ウクライナは米国によるロシアとの1か月間の暫定停戦を受け入れたが、これは後に延長される可能性がある。

独立系アナリストのロス・ノーマン氏は「金価格の安定は、年初来11%上昇後の歓迎すべき一服であり、市場に強力な技術的、物理的底値を形成することで、将来の上昇に力強さを与える」と述べた。

銀現物は0.2%上昇して1オンス当たり33.01ドル、プラチナは1%上昇して984.60ドル、パラジウムは0.8%上昇して953.23ドルとなった。


Bangladesh News/The Daily Star 20250313
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