サルマン・F・ラーマンとその一族の94の事業体の株式を凍結

サルマン・F・ラーマンとその一族の94の事業体の株式を凍結
[The Daily Star]ダッカの裁判所は昨日、汚職防止委員会に対し、サルマン・F・ラーマン氏、その妻サイエダ・ルババ・ラーマン氏、息子のアハメド・シャヤン・ファズルール・ラーマン氏、兄のアハメド・ソハイル・ファシフル・ラーマン氏、およびファシフル氏の息子のアハメド・シャリアール・ラーマン氏が所有する94社の株式すべてを凍結するよう命じた。

サルマン氏は、失脚したシェイク・ハシナ首相の民間産業問題顧問を務めており、一方ファシフル氏はベキシムコ・グループ・オブ・インダストリーズの会長である。

裁判所はまた、汚職撲滅機関に対し、受益者所有者(BO)79人の口座を凍結するよう命じた。裁判所は、受益者所有者に対する汚職疑惑を受けて、これらの命令を出した。

調査チームを率いるACC副長官ムハンマド・ジェイナル・アベディン氏が命令を求めたのを受け、ダッカ首都圏上級特別判事裁判所のモハメド・ザキル・ホセイン判事がこの命令を下した。

申立書の中で、サルマン氏らは、株式操作と詐欺により株主から数十億タカを横領し、違法な影響力を利用して国内のさまざまな政府系銀行や民間銀行から約360億タカの融資を受け、海外で数十億タカを資金洗浄したとして告発されている。

捜査中、サルマン氏やその家族、その他近しい関係者の名前の株式やBO口座に関する情報が発見されたという。

「サルマン氏らは株式やその他の資産を他の場所に移転しようとしていた。そのため、それを阻止するための命令が必要だ」とACCは申請書の中で述べた。

3月10日、同じ裁判所はACCに対し、ロンドンのアハメド・シャヤン・ファズルール・ラーマン氏が所有する不動産を没収する措置を取るよう命じた。

また、関係当局に対し、英国のバークレイズ銀行にあるファズルール・ラーマン氏とシャリアール・ラーマン氏の2人の口座と、アラブ首長国連邦にあるRRグローバル・トレーディング社の株式を凍結するよう指示した。

2月24日、同裁判所は汚職撲滅機関に対し、サルマン氏とその家族、関係者の銀行口座358件を凍結するよう命じた。

ACCは昨年8月22日、汚職、横領、銀行部門における不正行為の容疑を受け、サルマン氏に対する捜査を開始した。バングラデシュの著名な実業家であり、元アワミ連盟議員でもあるサルマン氏は、昨年8月13日にサダルガートで逮捕された。


Bangladesh News/The Daily Star 20250508
https://www.thedailystar.net/news/bangladesh/crime-justice/news/freeze-shares-salman-f-rahman-family-94-entities-3889161