トランプ大統領がEU製品への関税期限を延長したことを受け、金価格は1%下落

[Financial Express]ロイター通信によると、ドナルド・トランプ米大統領が6月1日から欧州連合(EU)からの製品に50%の関税を課すという脅しを撤回し、安全資産としての金の需要が減少したことを受け、金価格は月曜日に1%近く下落した。

金現物価格は12時50分(GMT)時点で0.8%下落し、1オンスあたり3,332.04ドルとなった。米国産金先物は1%下落し、3,331.90ドルとなった。

UBSのアナリスト、ジョバンニ・スタウノボ氏は「レンジ取引の日だったと言えるだろう」と述べ、価格の小幅な下落はトランプ大統領がEUへの関税引き上げを延期する決定を下したことによるものだと説明した。

「米国の戦没者追悼記念日のため、今日の活動は低調になる可能性が高い。」

米国と英国の市場は祝日のため月曜日は休場だった。

トランプ大統領は日曜日、ワシントンと欧州連合が合意に至るための協議を可能にするため、7月9日の期限を復活させた。

トランプ大統領がEU製品への関税脅しを再開し、米国で製造されていないが米国で販売されるすべてのアップルのイプホネに25%の関税を課すことを検討していると述べたことを受け、金価格は金曜日、先週6週間で最高値を記録した。

一方、データによると、中国の香港経由の金の純輸入量は4月に3月より2倍以上増加し、2024年3月以来の高水準となった。

シティは日曜日、米国の関税政策、地政学的リスク、そして米国予算をめぐる懸念を背景に、金の向こう0~3カ月間の目標価格を1オンスあたり3,150ドルから3,500ドルに引き上げた。同行は、金価格が1オンスあたり3,100ドルから3,500ドルの間で推移すると予想している。

銀現物は0.3%下落して33.38ドル、プラチナは0.6%下落して1,088.53ドル、パラジウムは0.6%下落して987.27ドルとなった。


Bangladesh News/Financial Express 20250527
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/gold-falls-1pc-after-trump-extends-tariff-deadline-on-eu-goods-1748282427/?date=27-05-2025