[The Daily Star]アナリストらは討論会で、バングラデシュは世界の炭素市場から年間最大10億ドルを生み出す潜在力があるものの、明確な国家政策の欠如が同分野への投資を制限し続けていると述べた。
2006年以降、改良型調理ストーブや太陽光発電システムなどのプロジェクトを通じて1,700万ドルを稼ぐなど、ある程度の進歩はあったものの、アナリストらは、国の潜在能力を最大限に引き出すためにはより強力な政策指針が必要だと強調した。
「バングラデシュにおける炭素ファイナンスの促進:民間セクターの道筋と政策の準備」と題された討論会が本日ダッカで開催され、国際コンサルタント会社ライトキャッスル・パートナーズが主催した。
このイベントは、炭素市場への参加とパリ協定第6条の実施に対する国の準備ができていることについて、民間部門のリーダーと投資家の認識を高めるために開催された。
このイベントで、ZERO13のマネージングディレクターであるリンカーン・テオ氏はプレゼンテーションで、2030年までに再生可能エネルギー源からエネルギーの16%を生産し、年間の炭素排出量を89.47トンCO₂e削減するという国家目標を挙げ、バングラデシュの気候変動対策への取り組みを強調した。
これらの目標を達成することで、持続可能な農業、水管理、そして経済成長全体が大きく支援されるだろうと彼は述べた。
「我々はグリーンファイナンスの目標を設定し、借り換えスキームを立ち上げたが、今度は銀行部門の強力な支援を得て、官民協力を強化し、国際的なベストプラクティスに従わなければならない」とバングラデシュ銀行持続可能金融部門のアハメド・ズバエル・マフムード副部長は述べた。
ライトキャッスル・パートナーズのCEO、ビジョン・イスラム氏は、環境と社会への影響を考慮した革新的な資金調達モデルを求めました。
「炭素ファイナンスは新たな投資経路を開拓できる。しかし、低炭素で包摂的な経済を支えるために、資本をどのように動員するかを再考する必要がある」と付け加えた。
Bangladesh News/The Daily Star 20250527
https://www.thedailystar.net/business/news/bangladesh-can-earn-1b-year-carbon-market-analysts-3904236
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