メキシコ、世界的なリスクに直面し主要金利を引き下げ

メキシコ、世界的なリスクに直面し主要金利を引き下げ
[Financial Express]メキシコ市、2025年6月27日(BSS/AFP) - メキシコ中央銀行は木曜日、予想される世界経済の減速の影響に対抗するため、政策金利を4回連続で0.5パーセントポイント引き下げると発表した。

しかし、メキシコ銀行は声明で、理事会が政策金利を8.0%に引き下げる決定は全会一致ではなく、理事5人のうち1人が引き下げに反対したと述べた。

これは、経済成長の停滞とインフレの再燃の両方に対処するという、中央銀行が直面している二重の課題を反映している。

同銀行は、世界的なリスクには「貿易摩擦の激化や地政学的混乱の激化、そしてそれがインフレや経済活動、金融市場の変動に及ぼす影響」が含まれると述べた。

ラテンアメリカで2番目に大きいメキシコの経済は、両国間の緊密な貿易関係により、ドナルド・トランプ米大統領の関税の影響を特に受けやすいと考えられている。

メキシコ銀行は「外国との貿易摩擦を考慮すると、米国経済だけでなく世界経済も今年と2026年に減速すると予想される」と述べた。

アナリストたちは、先月からのトーンの変化を指摘した。木曜日の声明では、「同程度」のさらなる利下げの可能性があるとの発言が削除された。

その代わりに、政策金利の今後の変更はインフレ率を公式目標の3%まで引き下げる必要性を考慮すると述べた。

オランダの金融グループ、ラボバンクは顧客向けメモで「メキシコの経済活動は減速しているが、同時にインフレが再び頭をもたげ始めている」と述べた。

消費者物価は5月までの1年間で4.4%上昇し、4月の3.9%上昇に比べて加速した。

ラボバンクは、メキシコ銀行の次の2回の会合で0.25パーセントポイントの小幅な金利引き下げが行われると予想している。

「理事会はインフレが改善する前に悪化すると予想している」と述べた。


Bangladesh News/Financial Express 20250628
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-market/mexico-cuts-key-interest-rate-in-face-of-global-risks-1751040723/?date=28-06-2025