AIIBに1億ドルを求める

バングラデシュは新設のアジアインフラ投資銀行(AIIB)に、道路や鉄道、電力分野の様々なプロジェクトに対して10億ドル(1104億円)を求めた。

AMA・ムヒト財務相は昨日、訪問中のDJ・パンディアンAIIB副会長とプロジェクトについて話し合った。

水曜日、パンディアン氏を代表とした3人のチームがバングラデシュを訪れていた。 ムヒト財務相によると、バングラデシュは既に2つのプロジェクトでAIIBの融資を受け、現在進行中だという。

初期段階は電力部門だけに融資を受けていたが、今や主にインフラを主体としてさまざまな分野に融資を求めている。財務相は資金調達のため、7つ余りのプロジェクトリストをAIIBに送った。

プロジェクトにはムルシガンジ(Munshiganj)ガザリア(Gazaria)にある石炭ベース発電所や西部地区の電力システムの更新、チッタゴン(Chittagong)の電力システムの拡張と強化、ボリシャル(Barisal)の橋建設が含まれる。

残り3つは鉄道牽引車や有蓋貨車の調達だ。 AIIBは以前、バングラデシュの電力配電システムの更新と拡張のため、1億6500万ドル(182億890万円)の融資を承認した。

6500万ドル(71億7320万円)のもう一つのプロジェクトは天然ガスインフラ効率の向上で、中国主導のAIIBからバングラデシュが初めて融資を受けたものだ。

AIIBは2015年12月、正式に新国際多国間金融機関として設立した。

米国はそれに反対したが、英国、ドイツ、韓国を含む米国の同盟国はAIIB57カ国のメンバーだ。AIIBは最初の5~6年間で、年間100~150億ドル(1兆1100億円から1兆6550億円)を貸し出す予定だ。

AIIB高官がバングラデシュに来たのは初めてだと、財務省関係者は話す。パンディアン氏はバングラデシュではどのプロジェクトが融資を必要とし、どのプロジェクトが実行可能であるかを視察に来た。

昨日の会談後、パンディアン氏は報道陣に対して金銭の不足はないと話した。良いプロジェクトでであれば、彼らは資金を調達する。

パンディアン氏はAIIBの5人の副会長のうちの1人だ。また、インフラ投資計画と監督に責任を持つ最高投資責任者でもある。

ビジョンや目標、戦略と合致し、業務の妥当性や有効性、効率性を確保するため、パンディアン氏はアジア全体の持続可能な投資を促進する責任がある。

パンディアン氏はインドの行政サービスで30年働いた長いキャリアを持っている。


バングラデシュニュース/The Daily Star  Aug 4 2017
http://www.thedailystar.net/business/bangladesh-seeks-1b-aiib-1443223
翻訳:松本
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