トランプ、世界に逆らう

トランプ、世界に逆らう
[The Daily Star]ドナルド・トランプ大統領は、昨日、中東の広範囲にわたる不安と和平プロセスの損害を警告し、不安定なアラブ首脳国家に米国大使館をエルサレムに移そうとしていると述べた。

トランプ氏はパレスチナの指導者マフムード・アッバスとヨルダンのアブドゥラ大統領に対し、激しい電話外交の中で、議論の余地があると語ったが、決定的に時間を割いていないと語った。

(パレスチナ自治政府)の閣僚は、テルアビブからエルサレムへ米国大使館を移送する意向を大統領に伝えた」と述べた。

今週は、テルアビブで大使館を維持する権利放棄に署名するか、キャンペーンの約束を果たしてエルサレムに移すべきかを今週決定しなければならない。事実上、イスラエルの紛争都市に対する主張を認めている。

米国の当局者は、すぐに大使館を移動することを延期すると述べたが、イスラエルの首都としてエルサレムを認める程まで声明を繰り返し、声明を出すかもしれない。

これは、共和党と民主党の大統領が見た数十年にわたる西側の政策を揺るがし、エルサレムの地位は交渉によってのみ決めることができると述べた。

ホワイトハウスは、このような動きが最終的な協議を予断しないと主張し、西エルサレムはどんな解決の下でもイスラエルの一部であり続けるという現実を表すだろう。

それでも、中東和平を仲介し、レバノン、シリア、イラク、イエメン、カタールの危機からすでに逃れている地域で、紛争の火炎に火を付けるというトランプの努力を消滅させる危険がある。

トルコのレプ・テイプップ・エルドガン大統領は、パレスチナとアラブの指導者たちによって表明された警戒感を喚起して、劇的な放映演説で、「トランプ!エルサレムはイスラム教徒のための赤い線である」と述べた。

エルドガン氏は、イスラエルの都市部への主張を取り戻す動きがあれば、「イスラム世界全体」を動員し、ユダヤ国家との最近の外交関係を断ち切るようアンカラに促すと警告した。

武装したイスラム派のハマス運動は、新たな「インティファダ」や蜂起を開始すると脅迫している。

ブリュッセルでレックス ティルソン国務長官と会談した後、欧州連合(EU)の外交官フェデリカ モヘリーニは、瀕死の平和協議を開始する努力を損なういかなる行動も「絶対に避けなければならない」と警告した。

カイロでは、アラブ連盟のアーメド・アブール・ギュイット首席代表は、アラブ連盟とイスラム世界に対する「明確な侵略」の行為とみなされると警告した。

サウジアラビアは、紛争と平和の両方の努力に与える影響について「深刻かつ深刻な懸念」を表明したが、パレスチナ人は、いかなる交渉でも公正に仲介するトランプの能力について何か幻想を打ち砕くだろうと述べた。

米国議会は、1995年に通過した「エルサレム大使館法」において、「イスラエル国の首都として認識されるべき」と謳われており、米国大使館は移転すべきであると主張しているそこ。

しかし、大統領が「国家安全保障」の理由で一時的にその動きを延期することを可能にする内在的な免除は、法律が一度も施行されていないことを意味する、連続する米国大統領によって繰り返し呼び出されている。

イスラエルは、1967年の六日間の戦争の間、エルサレムの大部分を占めるアラブ東部地域を奪取し、後にそれを併合して、その都市の両側を「永遠の首都」と主張した。

しかし、パレスチナ人は東部地域を将来の国家の首都とし、イスラエルの主権を拡大しようとするいかなる試みにも激しく反対している。


Bangladesh News/The Daily Star 20171206
http://www.thedailystar.net/world/north-america/trump-delays-declaration-1500943