マンゴーの初出荷

マンゴーの初出荷
【The Daily Star】15日、マンゴーがラジシャヒ(Rajshahi)の市場に到着し始めた。農家や農業専門家らによると、今シーズンは生産量が少ないため、価格は高いという。

収穫が始まった昨日、数件の農家がグティ種のマンゴーを地元市場に持ち込んだ。このマンゴーは早生種で、市場に本格的なマンゴーの供給が始まるのは1週間以上先だという。

マンゴーは1マウンド(40kg)あたり1200ー1800タカ(1586-2379円) で販売された。これは昨年の2倍近くの値段だ。

農家は今シーズンのマンゴーは昨年の収穫より50%以上少ないと主張するが、農業専門家は減少率は10%を超えないと見る。

「2月に予想外の雨が降り、ほとんどのマンゴーの芽がダメージを受けました」
県農業振興局(DAE)のMd・シャミスル・ホック副局長は話す。

一方で時期尚早の雨以外の自然災害はなかったという。

「嵐や雹で落下するマンゴーは普通にありますが、どの木にも実を付ける能力があります」

DAEは今シーズン、1ヘクタールあたり12トンのマンゴーが収穫できると予測する。昨年は12.5トンだった。県内では1万7500ヘクタールの土地でマンゴーが栽培されている。

県は5月12日に開かれた会議で、5月15日から始まるマンゴーの収穫を7段階に分けた。

2015年以降、県は未熟果の収穫や化学熟成させた果実の販売を防ぐため、マンゴーの収穫日を設定している。

グティ種の収穫は5月15日から、ゴパルブホグ種は5月20日から、ラニパサンド種やロウクナ種、ラクサマンブホグ種は5月25日から、クリサパット種とヒムサゴール種は5月28日から、ラングラ種は6月6日から、アマラパリ種やファズリ種、スルマ・ファズリ種は6月16日から、アシュウィナ種は7月1日からとなっている。

15日朝、ラジシャヒ最大のマンゴー市場バネズワールを訪問した特派員は、10人の農家が数台のリキシャバンでマンゴーを運んで来るところを目撃した。マンゴー商人によれば、最盛期には数百人の農家が数百トンのマンゴーを市場に持ち込んでくるという。

「収穫はまだ十分に始まっていません。マンゴーが熟すまであと1週間ほど必要です」
農家のアブドゥル・ラザックさんは話す。彼のマンゴー園は昨年より60%ほど少ない実りだという。

ここ3年ほど、マンゴーを買い叩かれているとラザックさん。
「今年、適正価格が得られないと、農家は自分自身を支えることができません」

マンゴー商人のシャヒドゥル・イスラムさんは、市場から毎日50-100マウンドのマンゴーを買い、県外で販売している。
「今年は生産量が少ないため、農家は高値を要求しています」

特派員がシャヘブ市場とシャルバゴン市場を訪問したとき、少しだけマンゴーを販売する商人たちを見つけた。彼らの店にはまだスイカやパイナップル、他の夏果物が並び、マンゴーはほんの数籠しかなかった。

シャヘブ市場で果物屋を経営するアカボリ・アリさんは、マンゴーは2週間以内に店頭に並ぶだろうと話した。

Bangladesh News/The Daily Star May 16 2019
https://www.thedailystar.net/city/news/mangoes-arrive-rajshahi-markets-1744123
翻訳:吉本
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