姿を現したメトロ鉄道

姿を現したメトロ鉄道
【Prothom Alo】政府が2021年12月のバングラデシュ戦勝記念日に開通を目指す国内初のメトロ鉄道20.1kmのうち、4kmが姿を現した。

このプロジェクトは運輸省の下部組織、ダッカ大量輸送株式会社(DMTCL)が実施主体となっている。

メトロはダッカ北部ウッタラ(Uttara)からモティジール(Motijheel)まで、1時間当たり2万2千人、1日50万人を運ぶ能力を持つ。

DMTCLの進捗報告によると、今年4月以降、プロジェクト作業の24%近くが完了したという。また、アガルガオ(Agargaon)とウッタラ(Uttara)間の鉄道メイン部分の93%が完成した。

メトロ鉄道は全長20.1キロで16の駅を持つ。当局は線路に沿って防音壁を設置する。

交通専門家のシャムスル・ホック氏は、メトロ鉄道は複合プロジェクトのため、急いで完成させることはないと話す。その上で、プロジェクト作業で(地上部の)交通が渋滞を起こしているため、プロジェクト管理を改善すべきだと補足した。

【メトロのコスト】
ダッカ市内の交通渋滞に現実的な解決策をもたらすため、国家経済会議実行委員会(ECNEC)はこの巨大プロジェクトを承認した。

プロジェクトは8つの建設部門に分かれ、コストは2198.5億タカ(2905億円)になる。日本の援助機関JICAがそのうち1650億タカ(2180億円)を提供することになっている。

【メトロ鉄道駅】
メトロ鉄道には、ウッタラ北、ウッタラ中央、ウッタラ南、パラッビ(Pallabi)、ミルプール(Mirpur)11区、ミルプール(Mirpur)10区、カジパラ(Kazipara)、シェウラパラ(Shewrapara)、アガルガオ(Agargaon)、ビジョイ・シャラニ(Bijoy Sharani)、ファームゲート(Farmgate)、カルワン・バザール(Karwan Bazar)、シャウバグ(Shahbag)、ダッカ大学、事務局、モティジールの16駅が設置される。

ウッタラからモティジールまでの所要時間は35分。駅は3階建ての高さとなり、エスカレーターやエレベーターでアクセスできる。チケット売場などの施設は2階に設置される。

当局によると、このルートを12本の列車が行き来するという。

Bangladesh News/Prothom Alo Jul 16 2019
https://en.prothomalo.com/bangladesh/news/199050/4-km-of-Dhaka-metro-rail-now-visible
翻訳:吉本
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