【Financial Express】バングラデシュ銀行経営研究所（BIBM）によると、銀行は毎年7百万の預金口座開設に、印刷代として2.3億タカ(3.04億円)支出している。
申込用紙にはA4サイズの用紙1050トンが必要だと、10日発表されたBIBMの研究論文が明らかにした。
『銀行業務における文書のデジタル化』と名付けられた研究ワークショップは、1050トンの紙には推定2万4千本の木が必要だとした。
BIBMの訓練担当ディレクターのシャア・Md・アサン・ハビブ博士が、論文発表で述べた。
申込用紙に紙を使うコストは、1千世帯の6年以上のエネルギー消費量、自動車による6カ月以上の二酸化炭素排出量、85台分のゴミ収集車、2千万ガロン以上の汚染水に相当するという。
「口座開設申込用紙だけでこのような財務および環境コストが必要なのですから、銀行が毎年作る他の書類について考えてください。莫大なコストがかかっています」
論文はハビブ氏率いる6人の銀行家と学者のチームが準備した。
デジタル署名や電子署名の認識と承認は、銀行のデジタル化を大幅に加速させる唯一のことだ。
「しかし、そのためには、文書のデジタル化に関する特定の方向性と立法が必要です」
ハビブ氏は、既存の規制や運用、社会認識がある限り、銀行業界は近い将来完全にペーパーレス化することはできないと述べた。
【後略】
Bangladesh News/Financial Express Oct 11 2019
https://thefinancialexpress.com.bd/trade/banks-spend-tk-230m-on-printing-a-year-1570768108
翻訳：吉本
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