皮革製品のホットスポット

皮革製品のホットスポット
【The Daily Star】台湾の靴製造機械メーカーイー・ハン(Yih Hang)は、ダッカのボシュンドラ国際コンベンションシティで開かれている第7回国際レザーテックショーに、大きな期待と共に参加している。

イー・ハンは昨年、価格帯が2-5万ドル(222-555万円)の靴製造機を30台販売した。

「機械の需要はバングラデシュで急増しています」
同社の販売担当者レオン・クー氏は展示会の自社ブースで述べた。すでに2万ドル相当の機械を1台を販売したという。
「皮革、皮革製品、靴、アクセサリー産業が急速に成長しているため、バングラデシュは私たちにとって有望な市場です」

Sales executives, brief visitors about a machine used in making leather shoes, at the seventh International Leathertech Show at International Convention City Bashundhara in Dhaka yesterday. Photo: Star

イー・ハンだけではない。イベントに参加した国内外の参加者のほぼ全員が、この部門が急速に成長している今が、バングラデシュでビジネス展開するチャンスだという。

「バングラデシュのビジネスにとても期待しています」
主に縫製工場にミシンを販売するゾジェ(Zoje)バングラデシュのハフィズル・イスラム取締役は述べた。

 「需要が高まっているため、最近、靴製造向けのミシンの販売を始めました」

ゾジェバングラデシュは毎年1600万ドル(17.8億円)相当のミシンを販売している。これまでとは違い、過半数は靴製造機になってきという。

「私たちにとって非常に良いタイミングです。需要が高まっているため、高級靴用の製造機を販売しています」
サルサビリ(Salsabil)貿易会社のMd・ラシェドゥル・イスラム販売部長は述べた。

イベントに参加している皮革および皮革製品の製造業者と輸出業者は、新しく設立されたシャバール(Savar)皮革工業団地(STIE)の生産施設が順調に機能すれば、機械需要はますます増加するという。

「国際的バイヤー間で皮革や皮革製品の需要は非常に高いですが、私たちは全ての可能性を最大限に活用する準備ができていません」
STIEにあるサルマ(Salma)皮革のマクスドゥル・ラハマン社長は述べた。

彼の会社は以前毎月50万平方フィートのなめし革を出荷していたが、STIEの廃水処理施設(CETP)が完全に稼働していないというバングラデシュのコンプライアンスの悪さから欧米市場に輸出できないため、30万平方フィートの革を出荷することさえ困難だという。

最近、日本や韓国、イタリアは、コンプライアンスの悪さを理由にバングラデシュ皮革の購入をほぼ停止した。この三カ国は年間を通じてバングラデシュ皮革を多く買っていたという。

ラハマン氏の会社は他の企業と共に、40%ほど値引きして中国だけに輸出している。

皮革製品輸出業者は、世界的なコンプライアンス監査機関である皮革作業部会(LWG)が適合性があることを証明しない限り、高く売ることはできない。

バングラデシュはLWGの条件を順守していないため、国内の皮革および皮革製品輸出業者はコンプライアンスについてあまり騒ぎ立てない中国のバイヤーに、はるかに安い価格で販売せざるを得ない。

バングラデシュは約4億平方フィートの生皮を生産しており、そのうち国内の皮革製品および靴製造会社は3千万フィートを使う。

業界関係者によると、輸出可能な製品を製造するため、一部の皮革製品および靴製造会社は200万平方フィートの高品質皮革を輸入しているという。

【後略】

Bangladesh News/The Daily Star Nov 1 2019
https://www.thedailystar.net/business/news/bangladesh-turning-hotspot-leather-leather-goods-1821664
翻訳:吉本
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