帰省で感染拡大の懸念

帰省で感染拡大の懸念

【Financial Express】来るべくイード・アル・フィトル(イスラム教徒最大の宗教的祝祭)の期間中、ダッカから故郷への大量帰省を制限するため、政府は全国一斉休日と公共交通機関の停止を5月30日まで延長したが、多くの市民が代替車を使ってダッカを離れ始めた。

国内非感染地域に新型コロナウィルスを広めてしまうという新たな懸念が広がっている。

帰省防止のために警察が監視を強化しているにも関わらず、イードまで1週間という18日、多くの都市住民が様々な道路を通ってダッカを離れたと、UNBは報道した。

警察は公的やビジネス目的という切迫した理由を持つ市民だけにダッカを離れることを許可しているが、複数の市民は虚偽情報を交えた様々な言い訳でダッカを離れていると、警察担当者は述べた。

18日午後、大勢の市民が帰省で川を渡ろうとフェリーターミナルに集まったため、バングラデシュ内陸水運局(BIWTA)はシムリア(Shimulia)-カンタルバリ(Kanthalbari)間やドウラットディア(Daulatdia)-ポトゥリア(Paturia)間のフェリーサービスを閉鎖せざるを得なかった。

一方、18日の朝まで、数千人もの市民がそれぞれの故郷で祭りを祝うため、政府の指示を無視して、トラックやピックアップバン、自家用車、マイクロバス、オートバイ等でダッカを離れたという。

コロナウイルス感染者の驚くべき急増の中、市民にダッカの往来を許可することはウィルスを全国に広げさせる自殺行為となるだろう、と健康専門家は警告した。

【後略】

Bangladesh News/Financial Express May 18 2020
https://thefinancialexpress.com.bd/national/mass-exodus-from-dhaka-triggers-fresh-worry-over-covid-19-1589821653
翻訳:吉本

バングラデシュ #ニュース #コロナウイルス #イード帰省