シャージャラル空港2.5倍に

シャージャラル空港2.5倍に

【Prothom Alo】第3ターミナルの運用開始により、ハズラット・シャージャラル国際空港 (HSIA)は年間2千万人の乗降客に対応できるようになる。

HSIAは現在2つのターミナルで構成され、処理能力は約800万人だが、乗客数や貨物量は日に日に増加している。

2019年12月に始まった第3ターミナルの建設は本格的に稼働し、2023年9月までに完成する予定だ。一方、9月第1週まで19%の進捗率を目指していたが、実際は3%以上下回っている。

「コロナウイルスパンデミックの中、第3ターミナルの建設作業は中断することなく続けられました。予定よりも早く新ターミナルの落成式ができることを願っています」
Mdマウブーブ・アリ民間航空・観光担当国務相は本紙に語った。

2014年、バングラデシュ民間航空局は、HSIA第3ターミナルに関する実現可能性調査を行った。調査は、HSIAの乗降客数は2025年は1400万人に、2035年は2500万人になると試算した。その結果を受け、HSIAのターミナル、滑走路、貨物処理サービスの拡張が推奨された。

政府は2017年10月、2129.9億タカ(2759.8億円)の空港拡張(第1期)プロジェクトを承認した。現在、2つのターミナルの東側で、第3ターミナルの建設が進められている。

先日、特派員がHSIAを訪れたところ、第3ターミナルの杭打ち作業はすでに完了していた。現在は約5千人の作業員が参加して、滑走路建設や建物の柱を建てる作業に従事していた。

プロジェクト関係者によると、第3ターミナルにはメトロ鉄道(1号線)の駅が設置されるという。乗客はメトロ鉄道で直接第3ターミナルへ行くことができる。

『新ターミナルの特徴』
第3ターミナルの面積は23万平方メートルで、既存ターミナルの2倍。エプロンには少なくとも37機の飛行機が駐機できる。

HSIAでは1日平均240機の飛行機の発着に対応しているが、第3ターミナルが稼動すれば発着数はもっと増えるだろうと、プロジェクト関係者。

出発用と到着用にそれぞれ115のチェックインカウンター、12のボーディングブリッジ、16のコンベアベルト、64のイミグレーションゲート、27台の手荷物用X線装置、11台のボディスキャナーが設置される予定だ。

駐車場は3階建てで、1230台の車を駐車することができる。

第3ターミナルのデザインは、シンガポールに拠点を置くCPGコーポレーションの建築家ロハニ・バハリン氏。これまで、シンガポール・チャンギ空港第3ターミナル、中国・広州空港の航空管制塔、インド・アーメダバード国際空港、パキスタン・イスラマバード新国際空港などの建築デザインを手がけている。

プロジェクトは、日本の合弁会社三菱・藤田建設と韓国のサムスンC&Tからなるアビエーション・ダッカ・コンソーシアムが実施する。

日本の国際協力機構(JICA)が政府開発援助として1614.1億タカ(2091.6億円)を融資し、バングラデシュ政府が25.8億タカ(33.4億円)を出資する。

HSIA拡張プロジェクトの責任者マクサド・イスラム氏は本紙に、ターミナルは一新され、乗客は国際標準のサービスを受けられるようになると語った。

Bangladesh News/Prothom Alo Sep 13 2021
https://en.prothomalo.com/bangladesh/city/shahjalal-airports-capacity-to-increase-by-two-and-a-half-times
翻訳編集:吉本

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