【Financial Express】5日、政府関係者は、アジア開発銀行（ADB）から今年中に5億ドル(654.1億円)相当の予算支援を受ける可能性が高いと述べた。
当初ADBは、国家予算の赤字を最小限に抑え、コロナパンデミックからの経済回復を促進するため、2.5億ドル(327億円)の政策ベースの融資を行うことに同意していたという。
「我々は最近、トランシェ1についての交渉を終えました。今年末までにさらにトランシェ2である2.5億ドルを獲得できる見込みです。ADB理事会は5月中にトランシェ1を承認し、来月までに融資契約に署名する予定です」
経済関係局（ERD）高官は、トランシェ2の確定は前回会議で合意された政府の改革プログラム次第だとした。
ADBはパンデミック期間中にバングラデシュの要請に迅速に対応し、コロナウイルスの影響からの経済回復を促進するため、昨2021年に5億ドルの予算支援を提供した。
2020年にはバングラデシュ政府による保健、社会、経済支出増加の一部を賄うため、パンデミック後経済への即時予算支援に向けて5億ドルの提供があった。
別のERD関係者によると、ADBは提案された5億ドルの予算支援を2022年内に得るための条件として、複数の省庁の政策改革を実施することを提示したという。
その中では、エネルギーやその他の価格設定、補助金政策など、必要な政策改革を行うことでビジネス環境を改善する必要性が強調された。
改革とプログラムの実施に関するADBの複数のミッションについて、ERD担当者は関連省庁との協議を既に終えたと述べた。
Bangladesh News/Financial Express May 7 2022
https://thefinancialexpress.com.bd/economy/adb-to-provide-500m-more-as-budget-support-1651893038
翻訳編集：吉本