MRT1、5号線に540.7億タカ要求

MRT1、5号線に540.7億タカ要求

【Financial Express】メトロ鉄道(MRT)建設の実施主体であるダッカ大量高速輸送社(DMTCL)が来年度の年次開発プログラム(ADP)に540.7億タカ(813.2億円)の割り当てを求めたことで、来年度(2022-23年度)、新たな2路線の建設工事が始まる見込みだ。

DMTCLはMRT5号線(北ルート)に313.1億タカ(470.9億円)、MRT1号線に227.6億タカ(342.3億円)を要求した。

今年度は物理的作業の開始が予定されておらず、DMTCLの修正ADPへの要求はMRT5号線に164.6億タカ(247.5億円)、MRT1号線に45.8億タカ(68.9億円)のみだった。

「道路交通橋梁省は、MRTの2つのプロジェクトを実施するため、より高い金額の予算を要求しました」
同省高官は、土地取得や詳細設計、入札プロセス、その他の準備作業がほぼ完了しているため、両路線の建設工事は2023年度から始まるとした。

MRT1号線はハズラト・シャージャラル国際空港(HSIA)からコムラプール(Kamalapur)までの19.872kmの本線と、ナトゥンバザールからピタルゴンジ(ルプゴンジ)車庫までの11.369kmの延伸線が整備される予定だ。

MRT5号線はヘマイェットプールからミルプール10、カクンケット、ボナニ、グルシャンを経てバタラまでの20㎞を結ぶ。

DMTCLはMRT1号線の建設請負業者を指名するため、各入札業者からの提案依頼書(RFP)を既に受け取り、それらを評価しているところだ。MRT5号線の用地取得も本格的に進んでいるという。

計画委員会関係者によると、日本国際協力機構(JICA)はバングラデシュ初のメトロ鉄道6号線と同じように、1号線、5号線にも資金援助をしている。

政府は2019年、2024年6月までに全ルートを建設することを目標に、5256.1億タカ(7904.9億円)のMRT1号線プロジェクトを、また、2028年12月までに建設することを目標に、4123.8億タカ(6202億円)のMRT5号線プロジェクトを承認した。

DMTCLによると、1号線は12駅、延伸線は7駅を持つ高架鉄道となるという。一方、5号線は13.5㎞が地下鉄、6.5㎞が高架鉄道になる。

Bangladesh News/Financial Express May 8 2022
https://thefinancialexpress.com.bd/trade/dmtcl-seeks-tk-54b-for-mrt-15-in-next-development-budget-1651982617
翻訳編集:吉本

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