【The Daily Star】国内初の地下鉄工事が、2年間の遅れを経て、今年12月に始まる。
交通分野で最大の5256億1430万タカ(7687.9億円)の建設費で行われるインフラプロジェクトは、ナラヤンゴンジ(Narayanganj)県ピタルゴンジ(Pitalganj)の車両基地の建設から始まる。
文書によると、プロジェクト期限は2026年12月となっている。
メトロ鉄道プロジェクトの実施機関であるDMTCL(ダッカ大量高速輸送社)の取締役会は9月7日、車両基地の開発(パッケージ1)について、日本企業を中心とした合弁会社を指名する提案を承認した。
日本企業との契約は11月中旬に締結され、建設工事は12月初旬に始まる見込みだと、DMTCLのMANシディック社長は述べた。
「(パッケージ1の)地下鉄工事開始の地鎮祭のため、シェイク・ハシナ首相に時間を取ってもらう予定です」
シディック氏は本紙に語った。
DMTCLは10月23日、日本企業率いる別の合弁会社と建設監督サービスに関する契約も締結する予定だ。
正式名称を大量高速輸送ライン1号線(MRT-1)とする路線が完成すると、1日80万人の乗客を運ぶことができるようになる。
31.24キロメートルのMRT-1は、ハズラット・シャージャラル国際空港からコムラプールまでの19.87キロメートルの地下部分(空港ルート)と、ノトゥンバザールからプルバチャルまでの11.36キロメートルの高架部分(プルバチャルルート)からなる。
空港ルートには12駅、プルバチャリルートには9駅(7駅が地上、ナッダとノトゥンバザールの2駅が地下)が設置される予定だ。ナッダとノトゥンバザール駅は他路線(MRT5)との乗換駅として使われることになる。
MRT-1は、交通渋滞と公害を緩和するためにダッカと隣接地域に建設される6路線のうちの2番目の着工となる。
政府は、2030年までに約130kmのメトロ鉄道網(高架部+地下部)を建設する計画だ。
現在、ウッタラとモティジールを20.1kmの高架鉄道で結ぶ国内初のメトロ鉄道MRT-6の建設が進んでいる。その第1期工事(ウッタラからアガルガオン)分は12月に開通する予定だ。
[初の地下鉄]
MRTー1の実現可能性調査は2018年12月に完了、国家経済会議実行委員会は2019年10月にこのプロジェクトを承認した。
建設費5256億1430万タカは、政府が1311.1億タカ(1917.7億円)、日本がソフトローンで3945億タカ(5770.1億円)を提供する
DMTCLは当初2020年12月から工事を開始する予定だったが、開始日を3回延期。最後の延期は今年9月だった。
延期した理由について問われたシディック氏は、主にコロナパンデミックで、多くの外国人専門家が参加できなかったからだとした。
期限までに間に合うかという質問に対しては、まだ希望を持っていると答えた。
また、プロジェクトは、コンサルタントと建設工事からなる13パッケージで実施される予定だと述べた。
「私たちは最初のMRT6号線からすでに経験を積んでいます。現在、様々な段階にある地下部や高架部の契約を今後6カ月以内に結ぶことができれば、期限を守ることができるでしょう」
シディック氏は車両基地工事が終わったら、空港周辺、クリル、ノトゥンバザール、コムラプールの4カ所の工事から着手すると述べた。
MRT-1プロジェクトが始まると、市民はどのような苦痛を受けるかと問われたシディック氏は、駅周辺の工事では苦痛を受ける可能性はあるが、ほとんどの工事は地下で行われるため、短くて3カ月、長くても6カ月以上続くことはないとした。
また、1両に3008人の乗客が乗ることのできる車両が1日25編成走ると述べた。
運行時間は、空港からコムラプールまで24.5分、ノトゥンバザールからプルバチャルまで20.35分、コムラプールからプルバチャルまで40分。運行間隔は空港ルートが2.5分ごと、プルバチャルルートが4.35分ごとになる予定だ。
Bangladesh News/The Daily Star Oct 18 2022
https://www.thedailystar.net/news/bangladesh/transport/news/first-underground-metro-work-finally-starts-dec-3144446
翻訳編集:吉本