紅茶生産量過去最高

紅茶生産量過去最高

【THe Daily Star】国営バングラデシュ茶委員会(BTB)によると、今年9月の紅茶生産量は1474万キログラムと、過去最高を更新した。前年9月比では約17%の増加となる。

これまでの最高記録は、2021年10月の1458万キログラムだった。

BTBは、好天や補助金付き肥料の配布、商業省やBTBの定期的なモニタリング、8月のストライキを乗り越えた茶園主や労働者の努力によるものだと分析している。

紅茶労働者は8月9日から毎日2時間のストライキを、8月13日から無期限ストライキに突入、賃金の引き上げを要求した。

茶園主は、ストライキは生産に影響を与え、経営に損失をもたらすと主張していた。

その後、シェイク・ハシナ首相と茶園主代表との会談で、労働者の最低日給が120タカ(177円)から170タカ(251円)に上がった。

労働者は仕事に戻ったが、多くの労働者は日給に付随する様々な条件や、茶園主が提供すると主張した施設のほとんどが実態と異なることに憤慨している。

BTBのMdアシュラフル・イスラム会長は、ストライキによって一時的に生産が停止したものの、茶園での作業はすぐに再開したとし、労働者の賃金が上がり、労働者福祉が確保されたことで、生産量が上がったと述べた。

バングラデシュでは過去10年で紅茶生産が拡大した。BTBのデータでは、2021年の生産量は2012年の54%増、9651万キログラムだったことが示されている。これは地域の商業的茶栽培167年の歴史の中で、年間最多生産量となる。

2022年の9カ月間では6383万キロが生産された。

バングラデシュ紅茶商協会のオマール・ハナン会長は、国内消費量は毎年6~7%上昇すると述べた。

業界関係者によると、国内で生産された茶葉の45%は家庭で、残りは茶店やレストラン、オフィスで消費されているという。

国内市場では国内ブランド茶が75%のシェアを、残りはノンブランド茶が占めている。

バングラデシュには167茶園があり、面積は約28万エーカーに及ぶ。現在、世界第9位の紅茶生産国であり、世界の総生産量の約2%を占めている。

そのうち90カ所がモウロビバザール県にあり、国内生産量の55%を占める。ハビゴンジ県が国内第2の生産地で、22%を占めている。

Bangladesh News/Tge Daily Star Oct 21 2022
https://www.thedailystar.net/business/economy/news/tea-production-hits-record-3148356
翻訳編集:吉本

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