【The Daily Star】バングラデシュ銀行(BB)は初めて1ドルを101タカ(123.9円)で銀行に売却、市場の実態を反映するために国内通貨を切り下げる可能性があることを示唆した。
BB関係者によると、BBは、金融機関が顧客に代わって輸入手形を決済できるようにするため、2月1日に8900万ドル(114.6億円)を銀行に売却した。
今回の切り下げは、BBが輸入代金の決済を支援するため、今年1月初旬に各銀行に1ドル100タカ(122.7円)で売却してから約1カ月後のこととなる。
本日の銀行間市場では1ドル107タカ(131.3円)で取引され、1年前の1ドル86タカ(105.5円)から24.4％下落したことが反映された。
他の多くの国々と同様に、バングラデシュタカは、輸出や送金による全体的な受取額よりも輸入支払額が多いため、ここ1年の間ドルに対して圧力を受けてきた。
このため、BBは昨年何度もドルの売値を引き下げるしかなく、本日IMFからの融資第1回分の4億2726万ドル(550億円)が追加された後の外貨準備高は、1年前の449億9000万ドル(5兆7912億円)から326億9000万ドル(4兆2080億円)に減少した。
Bangladesh News/The Daily Star Jan 2 2023
https://www.thedailystar.net/business/news/bangladesh-bank-sells-us-dollar-tk-101-first-time-3237356
翻訳編集：吉本