[The Daily Star]国際労働機関(ILO)が昨日発表した世界雇用・社会見通し(WESO)報告書によると、バングラデシュの若年失業率は引き続き高く、全国の失業率の2倍を超え、大学卒業生が最も大きな打撃を受ける見通しだ。
「世界的な雇用の縮小は深刻な懸念事項であり、特にバングラデシュは政治的、経済的、社会的、そして気候的な変化を経験しており、100万人以上の労働者を海外に送り出している」と、退任するILOバングラデシュ事務所代表のトゥオモ・プーティアイネン氏は述べた。
「WESOの報告書は、バングラデシュが、特に女性と若者のために適切な仕事の機会を創出する緊急性を忘れてはならないことを強調している。」
「デジタル関連など、高技能職の雇用増加が予想されるため、バングラデシュは技能開発改革を進め、労働力が国内外でより専門的で高収入の仕事に就けるよう十分に備えることが重要だ」とプーティアネン氏は声明で述べた。
ILOは、地政学的緊張と貿易混乱が経済見通しを弱め、雇用の伸びを鈍化させる主な要因であると特定した。
バングラデシュ統計局(BBS)が最近発表した最新の四半期労働力調査データによると、就職できない求職者が増えたため、バングラデシュの失業率は2024~25年度第2四半期に4.63%に上昇した。
BBSによると、2023年第4四半期の失業率は3.95%だった。
WESO報告書の中で、ILOは2025年の世界雇用予測を修正し、従来の推定6,000万人ではなく5,300万人の雇用創出を予測した。
このことは今年の世界雇用成長率を1.7%から1.5%に減少させることを意味すると報告書は述べている。
この減少は、約700万人の雇用減少に相当し、世界経済の見通しの下方修正を反映しており、GDP成長率は前回予測の3.2%から2.8%に下方修正された。
ILOの最新の雇用推計は、国際通貨基金(IMF)の2025年4月の世界経済見通しによる経済成長予測に基づいています。
Bangladesh News/The Daily Star 20250529
https://www.thedailystar.net/business/economy/news/bangladesh-youth-unemployment-rate-stay-high-3905616
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