インドのリライアンスパワーは、750メガワットの液化天然ガス(LNG)発電所とLNGターミナルのバングラデシュでの建設を認可された。これに伴い、バングラデシュ国内には13億ドルの潜在的投資が生じることになった。
リライアンス社は昨日、バングラデシュが同社の3千メガワット電力事業の第1段階を原則として認可したと発表した。
モハンマド ホサイン電力部長は、750メガワットの発電所はナラヤンガンジのメグナガットにある政府所有地に建設すると述べた。
コックス・バザールのマヘシュカリ島に建設予定の水上LNGターミナルは、LNGのガス再生化機能と年間200万トンのガス貯蔵容量を備える。貯蔵されたガスはリライアンス社の発電所に供給され、余剰分はペトロバングラに提供される。
インドの民間大手電力会社であるリライアンス社は、昨年6月にインドのナレンドラ・モディ首相がバングラデシュを訪問した際、段階的に3千メガワットの発電能力を持つ発電所を設置する事前協定を、バングラデシュとの間で調印した。
現在750メガワット分の事業が始まった段階で、残りの事業に必要な土地はまだ確保できていない。
「リライアンス社で土地が準備できれば、追加の契約が調印されるでしょう」
リライアンス社は、既に送電網に接続された工業化地区であり、かつ必要な施設がそろっていて発電所の建設を短期間に行えるメグナガットに焦点を合わせた。利用可能なインフラが整っていないマヘシュカリ島に発電所を建設しようとすれば、数年は余分に期間がかかるだろう。
現在バングラデシュでは増加しつつある電力需要を充足するため、600メガワットの電力をインドから輸入している。
天然ガスの備蓄が減少していく中、バングラデシュは増加する電力需要を満足させてくれる外からの助けを求めている。
バングラデシュの現状の発電量は平均7500メガワットで、全人口の3分の2に相当する需要を満たしているに過ぎない。政府は2021年までに発電量を2万4千メガワットまで引き上げる計画を立てている。
The Daily Star May 05 2016
http://www.thedailystar.net/business/reliance-wins-approval-bangladesh-power-plant-1218736
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