ここ数年物理的な取引は鳴りを潜め、オンライン取引が増えつつある。ビジネス新時代の今、世界中のビジネスがオンライン世界を盛り上げる。機密文書や電子取引、ホテル、スーパーストア、飛行機までありとあらゆる製品・サービスにオンラインでアクセスできる。目まぐるしいライフスタイル、顧客の性急さ、取引で求められる即時性が取引や商売のあり方を変えた。
世界的な現象はバングラデシュビジネスにも影響を与えている。ここ5年間で企業-消費者間(B2C)の取引は劇的な変化を迎え、従来の取引方法からオンライン取引へと移行してきた。
アーバン・バングラデシュはインターネット上で取引を行っている。取引品目は土地やアパート、自動車、ファッションアイテム、生活雑貨、食料品など、ありとあらゆるものを扱う。電子取引による利益は年間30億Tkという驚きの数字だ。しかし企業間(B2B)取引ではまだオンライン化は広く浸透していない。
ここでオンラインB2Bビジネスのすごさを知っておこう。
まず買い手視点で一つの場面を見てみる。ある複合企業が製造用原料を購入しようとしている。多くの場合、次のような手作業のプロセスを経て原料を購入することになる。まず売り手のリストアップを行い、各売り手に見積もりを出してもらい、質疑応答を経る。最終的にどの売り手から購入するか選定する。
今度は逆に売り手視点で取引の流れを見ることにする。新規に市場参入した売り手が衣料品産業向けの良さそうな品物を輸入したとする。さて主要顧客層の開拓や商品の告知はどのように行われるのだろうか。一般には社内のマーケティング担当チームが現状打破すべく会議を開き、新規顧客の開拓方法を見出すことに多くの時間を費やすことになる。
The Daily Star May 15 2016
http://www.thedailystar.net/business/online-trading-opens-new-era-cost-saving-transparency-1223902
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