非伝染性病気との闘いを誓う

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バングラデシュと世界保健機関(WHO)の東南アジア地域10ヶ国は昨日、地域で1年に約850万人が亡くなる非伝染性の病気に対し、行動することを誓った。

コロンボの5日間にわたる第69回地域委員会会議の初日、参加国はこれらの病気の初期医療レベルで施設提供強化を求める「コロンボ宣言」を採択した。

「これは保健制度や東南アジア地域全域の人々にとって重大な局面です。非伝染性の病気[NCDs]は、今後何年間も増加すると予測される負担と共に、すでに受け入れがたいほどの犠牲者を出しています」

「この可能性を回避するため、これらの病気の施設を初期医療レベルで利用可能にしなければなりません。そしてリスクの高い人々に、病気発見検査や治療を受けるあらゆる機会を提供しなければなりません」
WHOの東南アジア地域ディレクター、プーナム(Poonam)ケトラパル(Khetrapal)シン博士は話した。

参加者は心血管疾患、ガン、糖尿病、そして慢性呼吸器疾患を含む非伝染性の病気の負担に重大な懸念を表明した。

バングラデシュに特定のデータはないが、地域における死因の3分の2はNCDsであり、そのような死のほぼ半分は30歳から70歳の年齢層に起こるとWHOのデータは示す。

バングラデシュ人口統計健康調査2011によると、35歳以上の53%は高血圧であり、3分の1が糖尿病であるか、将来糖尿病になるという。またバングラデシュにはおよそ120万人のがん患者がいて、毎年約15万人が亡くなっている。

保健大臣は昨日の宣言の一環として、健康的な選択と自己治療を促進するには健康ガイダンスとカウンセリングを増やすだけでなく、早期診断のための的を絞った検査にも着手すると約束した。

The Daily Star September 6 2016
http://www.thedailystar.net/city/south-east-asia-commits-act-1281481
翻訳:アラトモ
#バングラデシュ #ニュース #非伝染性