牛売買の不調

牛売買の不調
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イード アル アドハーは数日後だというのに、例年ならば祝祭の2週間前から忙しくなるポンチョゴラ(Panchagarh)県やタクルガオン(Thakurgaon)県の牛市場ではほとんど売り上げがない。

市場での牛の低需要高供給の影響で、価格は先週に比べ低下したが、それでも昨年よりは高い価格だと牛商人はいう。

牛商人によれば、牛の価格は1ヶ月前に急上昇したという。今年はインドの牛の供給が規制されたたことで、農家や商人たちはその価格が昨年よりも高くなると考えたためだ。

今年は昨年同時期に比べて価格が高い事もあり、牛の販売はまだ勢いを得ていない。地元の買い手たちはまだ動物を買っておらず、一方で他県の商人たちは損失を懸念する。

特派員が土曜日と日曜日、タクルガオンやポンチョゴラにある様々な牛市場を訪れた際、農家や商人がたくさんの牛を市場に持ち込んでいた。だが売り上げは殆どなかった。

価格は昨年よりも高かったが、先週には少し下落したとバイヤーたちはいう。

イードまでにはまだ数日あるため、牛農家や商人たちは牛の価格を引き下げる用意をまだしていない。

ポンチョゴラ最大の市場であるボダ牛市場の牛商人ハシブル イスラムさんによると、買い手は牛の価格をまだ高いと感じているため、売り上げはまだ勢いを得ていないという。牛の在庫が大量にあるため、今後数日で価格はさらに下がるだろうとハシブルさんはいう。

別の商人ナズルル イスラムさんによると、インドの牛が市場に入り始めてから価格が少し下がったという。

ポンチョゴラ県ボダ(Boda)郡モイダンディギ(Moidandighi)村の牛商人スダルさんは、2週間ほど前に中型の雄牛2頭を8万5千タカ(11万2千円)で購入したが、まだ売れていないと話した。

タクルガオン県ラニシャンコイル(Ranishankoil)郡にあるネクマラド青空市で場所を借りるムド ザマンさんによると、供給が需要に比べて非常に大きいために、昨日牛の価格は1頭当たり2千~5千タカ(2600~6600円)下落したという。

タクルガオン県家畜事務官のムド ラフィクル イスラム氏によると、牛の飼育は今年県内で増加したという。イード アル アドハーを念頭に置いた牛肥育プログラムの下、約2万1千世帯で約46万8千頭の牛や6千頭のヤギ、170頭のバッファロー、1200頭のヒツジが飼育された。

県内ではイードアルアドハーの際、約3万3千~4千頭の牛が必要になるとラフィクル氏は話した。

The Daily Star Sep 06 2016
http://www.thedailystar.net/country/huge-supply-small-sale-cattle-1281460
翻訳:長谷川
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