テレノールグループのアジアモバイル市場

テレノールグループは、10年後に5億人の子供たちが携帯からインターネットにアクセスすることによってバングラデシュを含む新生アジア市場が形成されると予想している。 

この3年の間に最高8500万人の子供たちがモバイルインターネットから世界市場に訪れるとテレノールは考えている。

テレノールは声明で、統計的にオンラインリスクに脆弱で足がかりとされやすいアジアの子供たちの安全を優先的に考慮すべきだと発表した。

「テレノールのアジア市場にいる約5億人の子供たちの内、バングラデシュの子供たちは約5000人だ。その子供たちの多くは数年以内に初のインターネットアクセスを行うだろう。テレノールは20年前にバングラデシュを訪れて、『a fundamental belief that mobile is for everyone』(携帯は誰のためにもある)の基本方針で経営してきた。」と、テレノールアジア活動のリーダーSigve Brekkeは語った。

「モバイルデバイスとデータの連結性は人々に多くの利便性をもたらす。社会やビジネス、特に若者にとっては学ぶことにも使用でき、わずか2-3年の間に想像の及ばないようなサービスに役立てている」と付け足した。

しかし、彼はインターネットを使用する限りリスクをなくすことはできないという。

ボストンコンサルティンググループからの子供たちのインターネット使用に関する現在のデータでは、子供たちの8%は知らない間に何らかの商業的なサービスに寄付をしている可能性があり、10人に1人は個人データの不正使用が行われている(内5人に1人は有害な内容にさらされている可能性がある)というものがある。また未成年のユーザの半分はネットでいじめを受けているかもしれないことを示したデータもある。

テレノールの共同責任者Ola Jo Tandreは、我々がアジアを繋ぐからには、子供たちや初めてインターネットに触れる人たちの安全を確保することは重要な事であり、我々が責任をもってすべきであると語った。

すでにグループはノルウェー、マレーシア、セルビア、スウェーデンおよびモンテネグロで子供たちにインターネットについて教育するプログラムに成功しており経験を持っている。

テレノールグループは他の市場の人々によって高められた知識が、多くのアジアの市場の中でテレノール市場がイニシアティブを握ることでより発展をすると考えている。

また、テレノールは性的コンテンツのモバイル・インターネット・フィルタをインターポールと共同で作成した世界初のモバイルプロバイダだ。

同社には、ヨーロッパやバングラデシュ、パキスタンのすべての拠点に、このフィルタが設置されている。

声明によると、アジアの残りの拠点には今後数ヶ月以内にフィルタを設置できるように計画していると発表した。

ごく最近、グラミンフォンとテレノールが「21 lakh free internet hours for schoolchildren」(児童のための210万の自由なインターネットの時間)の提供のために開発組織Brac(バングラデシュ国内で活動するNGO)と協力していることを発表した。

バングラデシュ中の250の学校の学生達は、Bracが運営しているGonokendraと呼ばれる多目的コミュニティセンターで最も安全で効果的にインターネットを利用する方法を学べる。

このことにより、思春期の子供たちがインターネットで受ける被害を最小限に抑えて、問題なくインターネットを使用できるように教育することができるとTandreは述べた。

我々はアジアのすべての人々のためにインターネットを繋げることに専念してきた。そしてポジティブなICT産業の傾向は消費者アクセスやデータ需要とICT産業が非常に上手く噛み合っていると監査機関は評価している。

すべてのユーザのために信頼と手頃な価格を確立したモバイルインターネットを提供する寸前だ。

インターネットにアクセスすることにだけではなく、問題なくユーザが新しい世界に進んでいけるようにサポートシステムを身につけることがインターネットの柱になります。

「我々のインターネットに対するあらゆる動きは、新しいユーザのために行われている。当社のインターネットに対する運動は、新規ユーザが安全にこの新しい世界をナビゲートするためのサポートシステムを構築していくことだ」と、Tandreはいう。