イスラム教徒の新市長

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昨日ロンドンは、イスラム教徒の市長を選出した、初めての欧米の首都となった。国内の他地域では野党が敗退したにもかかわらず、労働党の候補者サディク カーン氏が勝利宣言したのだ。

ジェレミー コービン労働党党首は、デビッドキャメロン首相がイスラム過激派にカーン氏を結び付けようとした辛辣なキャンペーンがあったにも関わらず勝利したカーン氏の勝利を称えた。

カリスマ的な保守党市長ボリス ジョンソン氏の後任を決める今回の選挙。裕福で実力者だった父を持つゴールドスミス氏に、1960年代パキスタンから移住したバスの運転手と女性裁縫師の息子のカーン氏が勝利したのである。

ビル デ ブラシオ(Bill de Blasio)ニューヨーク市長は、カーン氏のお祝いをツイートした最初の1人であった。
「手頃な価格の住宅を提唱している仲間、サディク カーン氏。 一緒に働くことを楽しみにしている」

アン ヒダルゴ(Anne Hidalgo)パリ市長は、「カーン氏の人間性・革新主義はロンドン市民の利益になる」とツイッターでコメントを追加した。

パキスタンのクリケット選手であり政治家でもあるイムラン カーン氏の元妻でカーン氏の妹であるジェミマさんは、彼の勝利は若いイスラム教徒への素晴らしい手本となると話した。

勝利はカーン氏が住む南ロンドンの多民族地域であるトゥティング(Tooting)でも歓迎された。

サディク カーン氏はイスラム教徒であり、移民であり、労働者階級出身なので、人々をまとめる資質を持っている。労働者階級の人々を理解できる彼なら連携できる。地元実業家のシャハザド サディクイ(Shahzad Saddiqui)氏は話した。

The Daily Star May 7 2016
http://www.thedailystar.net/backpage/london-gets-first-muslim-mayor-1220014