通勤お助けアプリ(前)

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想像してみてほしい。朝、ミルプールの自宅にいるあなたの元に電話が入り、今すぐダウンタウンまで来てほしいと頼まれたとする。あなたはそんなもの、行けるわけがないだろうと怒るだろう。

朝の通勤ラッシュの中、あなたの車は世界最悪の渋滞に巻き込まれ、1時間で目的地にたどり着くことは不可能だ。

バスを利用したとしても、やっぱり渋滞で足止めされるのだから意味はない。

オートリキシャー(三輪タクシー)を利用する手もあるかもしれない。だが数分程度しか早まらないし、乗せてくれる運転手を探すのが一苦労だ。もちろん運賃はとんでもない金額になる。

さて、あなたはどうする?

6月からはスマートフォンを手に取り、アプリにいくらかの情報を登録するだけでいい。すると御覧なさい。ものの数分であなたの家の玄関先にオートバイのお迎えがやってくる。あとは渋滞の隙間をかいくぐり目的地へ向かうだけだ。

データボクセル(Datavoxel)社が開発したアプリ"SAM tomorrow"は、いわばオートバイ版"Uber"だ。ダッカ市内に40万以上存在する個人所有のオートバイを活用し、混雑の緩和を狙う。

昨日スペクトラコンベンションセンター(Spectra Convention Centre)で行われた記者会見で同社は、オートバイの所有者と利用者をつなぐ仲介役を果たすと述べた。同社によるとバングラデシュでは初の送迎アプリになるそうだ。

「SAM tomorrowは電子商取引であり、私たちはオートバイの持ち主と乗客の仲介役として働きます。ダッカ市内の渋滞緩和にも貢献できます」
同社のイムティアズ カセム(Imtiaz Kasem)常務は語る。

The Daiy Star May 08 2016
http://www.thedailystar.net/frontpage/app-help-share-bike-rides-1220332