通勤お助けアプリ(後)

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「ですが、タクシーのようにするつもりはありません」

理念はオートバイの共同利用(Share A Motorcycle/SAM)であり、オートバイの所有者と利用者は真実の情報を登録しなけらばならないとイムティアズ常務は述べた。

利用者はアプリを使って2キロ圏内のオートバイ所有者を検索し、乗車場所と目的地を伝える。所有者が承諾すれば目的地まで乗せてもらえる仕組みだ。

利用料金は1キロにつき6タカで、支払いはすべて電子決済される。料金はデータボクセル社に支払われ、銀行を通してオートバイ所有者に振り込まれる。

同社はサービスの運用にあたり、オメラ(Omera)社、ラーイマフルーズ(Rahimafrooz)社、ブカシュ(bKash)社、ゲッコーオールウェイズオンラインネットワーク(Getco & Always online network)社と協定を結んだ。

SAMは米データボクセル社が設計を行い、米国で活動するインドやバングラデシュ技術者が作り上げた。

データボクセル社はダッカで先行運用を行っており、数ヶ月の検証を行った後、他の都市にもサービスを広げていく計画だ。

「正式には6月1日からのサービス開始ですが、すでに800人近くのオートバイ所有者が登録を行っています」とイムティアズ常務。

正式にサービスを開始する準備段階で、同社は1000人の所有者と6000人の利用者の登録を見込んでいる。

所有者や利用者が登録を行う際には、身分証明書や写真、免許証、銀行口座の明細といった情報が必要となる。これらの登録により安全性を高められる。

今後の事業展開についてイムティアズ常務は、SAMを利用した宅配便や車両隊、移動薬局の構想を立てているという。

The Daiy Star May 08 2016
http://www.thedailystar.net/frontpage/app-help-share-bike-rides-1220332