鉄道チケット争奪戦(前)

鉄道チケット争奪戦(前)
大学生のラジン アーメドさんは先頭を確保しようと、昨日の午前2時頃、ダッカ(Dhaka)のコムラプール(Kamalapur)駅へやって来た。だが駅に着いたときもう待っている人たちがいた。

ラジンさんは午前8時から始まる列車の前売り券を買うため、後ろに並んだ

「断食をしているので、とても疲れて眠かったです。セヘリ(夜明け前の食事)はここで取りました。7時間待って、ようやく乗車券を手に入れました」
ラジンさんはラッシャヒ(Rajshahi)行きの乗車券を買った。

イードを家族と祝うため、大勢がコムラプールに集まった。日が昇るにつれて列は長くなった。

乗車券を手にした人がいる一方、売り切れで買うことができなかった人も多くいた。

鉄道当局は様々な都市間鉄道の前売り券を1万9千枚販売した。そのうち65%がコムラプール駅で販売され、25%はオンライン販売される。5%は要人のための取り置きで、残りの5%は鉄道職員用だ。

当局はオンラインでの販売枚数を増やすべきだ。多くの乗客がデイリースターに対して話してくれた。

「そうすれば、列に並ぶ必要もありません。苦労が減るのです」
会社員のマームドゥル カビルさんは言う。

当局によると、オンラインで販売枚数を増やした場合、乗車券が闇マーケットに転売される可能性があるという。

「50枚近くの乗車券をオンラインで購入し、それを高値で売る人が出るかもしれません。列に並んでいる人は最大4枚までしか買えないのに」
鉄道省のカマル クリシュナ バッタチャリヤ副次官。そもそも多くの乗客はインターネットに接続できないという。

The Daily Star June 23 2016
http://www.thedailystar.net/city/kamalapur-sees-mad-rush-advance-ticket-sale-starts-1244197