識字率に混乱

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国内の識字率に混乱がある中、バングラデシュでは本日国際識字デーが祝われる。

モスタフィズル ラーマン初等・成人教育大臣は昨日、識字率は現在71%であると発表した。

「我々の年齢別調査によれば、識字率は71%です」
国際識字デーの前日に当たる昨日、ラーマン大臣は省内で行われた会見で記者団に伝えた。

ラーマン大臣はこの数字がどの年齢の結果なのかという問いに対し、全体の平均だと答えた。

1年前、ラーマン大臣は国内の識字率が61%だと発表した。

政府は今年、国内の多くの地域で100%の識字率を達成したとラーマン大臣は主張し、結果が多くのフォーラムで取り上げられていないと話した。

実際の識字率についてここ数年間大きな混乱がある。各省と政府職員は毎年矛盾する数字を出しているからだ。

2014年、ラーマン大臣は同様の会見で識字率は65%だと発表したが、その算出方法は説明しなかった。同じ会見で当時の次官だったカジ アクタール ホサイン氏は識字率は"およそ70%"だと発表した。

2013年、当時の初等成人教育大臣だったアフサルル アミーン氏は識字率は71%だと発表したが、どのようにその数字を産出したかは説明しなかった。さらに前年、モタハール ホサイン副大臣(当時)は識字率は60%を超えていると発表していた。

昨日の記者会見で省職員は記者団に声明書を配った。声明書には9月8日が国際母語デーとして記載されていた。

ラーマン大臣が声明書を読み始めた際、記者団はそれを訂正した。

「これを書いたのは誰なんだ!」
ラーマン大臣は叫んだ。

ラーマン大臣は謝罪し、声明書を読み始めた。

声明書には識字率について何も書かれていないのはなぜかと記者から質問されたラーマン大臣は、異なる調査報告から、異なる統計が出ていると答えた。

その後ラーマン大臣は最後に識字率調査報告が行われたのは2011年であり、そのため声明書には記載しなかったと話した。

政府は教育部門で、万人のための教育保障や教育基準の設置を主な目的とした様々なプログラムを実施しているとラーマン大臣は話した。

今年の国際識字デーの世界的スローガンは"21世紀のための教育"だ。バングラデシュでは世界的スローガンに加え、"過去を読み、未来を書く"というスローガンでこの日を祝う。

政府や民間の様々な機関や組織が、この日を記念して多様な行事を催す。


The Daily Star Sep 08 2016
http://www.thedailystar.net/backpage/confusion-remains-over-literacy-rate-1282588
翻訳:長谷川
#バングラデシュ #ニュース #識字率