売上は増え、価格は上がる

売上は増え、価格は上がる
1866字

イードアルアドハーまでまだ2日以上あるが、昨日から首都の複数の市場では牛の売買が活気づいている。

十分な数の牛が市場に入荷し、これからまだまだ到着するが、牛の仲介業者は中程度の大きさの牛に、昨年より割高な1万タカ~1万5千タカ(1万2973円~1万9459円)の値を付ける。

価格は全ての大きさの雌牛、雄牛ともに高い状態だ。

価格は木曜日に比べて低下した。だが多くの消費者はさらなる価格の下落を待って、もう一日市場の動きを観察してから購入することを決めた。

「私は市場を観察するため、ミルプール第6地区のイースタンハウジングへ行ってきました。午後2時までそこにいましたが、いい申し出はありませんでした。明日また行くつもりです」
パラビ(Pallabi)の住人ア二スル ラーマン(Anisur Rahaman)さんが話してくれた。
A mobile court of the Department of Livestock Services and Rapid Action Battalion the same day checks if a bull in the market has been administered illegal drugs to make it look more attractive to customers. Photo: Palash Khan

A mobile court of the Department of Livestock Services and Rapid Action Battalion the same day checks if a bull in the market has been administered illegal drugs to make it look more attractive to customers. Photo: Palash Khan

モニプール(Monipur)住人で、雄牛一頭に4万1千タカ(5万3190円)を支払ったアリフさんは、昨年の同じ時期に購入したときより価格は約1万タカ(約1万2973円)高いと話す。

昨年の牛価格はイード2日前まで低かったが、イード前日の朝に市場に行った客は高い価格で買わなければならなかった。

多くの消費者は今年早めに市場を訪れたが、去年よりも高値を目にすることはなかった。

一方で多くの仲介業者は期待通りの利益を得られない為、手頃価格まで値を落として売り始めた。

「雄牛一頭につき最低で1万タカ(1万2973円)の儲けを期待していましたが、5頭売ってたった2万タカ(2万5946円)しか儲かりませんでした。牛の入荷が増えるにつれ、価格が下がっていくのを恐れています」

イースタンハウジング市場で17頭の雄牛を購入したチュアダンガ(Chuadanga) 仲介業者のタウヒダル(Tauhidul)さんは話した。

今年はヤギの価格も高い。
「昨年は約7千500タカ(9730円)だったヤギを今年は9千タカ(1万1675円)で購入しました」
パラビ(Pallabi)の住人アノワル ホサイン(Anowar Hossain)さんは話す。

ヤギの仲介業者のイスマイル ホサイン(Ismail Hossain)さんは、50キロ程度のヤギ一頭を8万タカ(10万3785円)で売っていた。彼は過去3年間ヤギを飼育してきたが、最低でも6万タカ(7万7839円)でなければヤギは売らないと話した。

〈ゴミ袋〉

南ダッカ市(DSCC)と北ダッカ市(DNCC)は、と殺後の動物廃棄物を入れるため、ごみ袋を提供する。

DSCCは14の簡易的な牛市場全てで無料ポリエチレン袋を配布しているが、DNCCは袋1枚につき15タカ(19円)を取っている。

DNCCは牛を買い求める客達が、ハシルブース(買い手が購入価格を支払う場所)から袋を購入することを義務付けた。

DSCC関係者は牛市場や役人オフィス、食肉解体場で、DSCC住人に110万2千袋を提供していると話した。

〈牛の病気〉

他県から首都へ運ばれて来る過程で、多くの牛がとても暖かい天候が原因の脱水症状に直面している。

「私たちは午後2時30分までに40頭の雄牛を治療しました。ほとんどの牛が疲労と長時間の移動で病気になりました」
コライルTNTフィールドの牛市場の家畜担当役人サヒヌール(Shahinur)さんは話す。

彼は牛を日陰に居させることを勧めた。

イースタンハウジング牛市場のプランクリスノハウレイダー(Pran Krisno Hawlader)獣医は、牛の仲介業者は長時間の移動の後、牛にグルコース生理食塩水を与えるべきだと話した。

〈シレット(Sylhet)で家畜飼料販売に勢い〉

モウルビバザール(Moulvibazar)特派員の報告によると、草、わら、米、葉などの飼料の販売が、シレット市近隣の牛市場で勢いを増し始めているという。

出店が歩道や駅周辺、コートロード地区、パチムバザール(Paschimbazar)、ダッカ-シレット高速道路前に溢れている。

「私は毎日草の束を販売していますが、需要は高まる一方です。一束20タカから50タカ(65円)で販売しています」
カジルバザール(Kazirbazar)地区で簡易的な牛料理の店を出すファルク ミア(Faruk Mia)さんは話した。

The Daily Star Sep 11 2016
http://www.thedailystar.net/city/sales-pick-prices-high-1283944
翻訳:米澤 
#バングラデシュ #ニュース #イード #牛