乗る人に希望の光

乗る人に希望の光
電気技師のユースフ サルダルさんは毎日家からカレッジまで3キロ歩いたり、遠くの家で修理に呼び出されたりして疲れていた。

他の人はそのまま歩き続けたり、交通機関を見つけたりするだろう。だがユースフさんは違った。

彼は速く、物理的に疲れにくい移動方法について考え続けた。そして太陽光発電による自転車のアイデアを思いついた。 1日約1時間、6ヶ月間自転車に乗りながら考え続け、1万7千タカ(2万4千円)を費やし、今年初めに自転車を造り上げた。

より安く走るため、彼は太陽に目を付けた。

Yousuf Sardar, who built the tricycle, in the capital. The photos were taken recently. Photo: Star

Yousuf Sardar, who built the tricycle, in the capital. The photos were taken recently. Photo: Star

「純粋に用を足すため、便利な方法を持ちたいと思っていました。しかしその目的を果たすことに加え、数週間ほど町で話し合いを持ちました」 太陽光発電自転車と小さなオート三輪で、ダッカ(Dhaka)やチッタゴン(Chittagong)のサイエンスフェアで数々の賞を受賞した23歳の男性はいう。 「チャンドプール(Chandpur)の県令補は、私が新しいプロジェクトを持っていればサポートを提供すると約束しました」 ユースフさんの母親マムタズ ベガムさんは約15年前に心停止した後、会話と歩く能力を失った。彼女はほとんどの時間をベッドで過ごし、彼女が家の中の別の場所へ行くのはとても難しかった。 「私は母のため、従来の車いすの機能を備えながら、家庭や道路の使用には十分な汎用性があるものを考えました」 ユースフさんはどうして小さな太陽光発電三輪車のアイデアを考え出したかを説明した。 彼は再びこのプロジェクトに向かって仕事を始めた。約4ヶ月間で2万タカ(2万8千円)を費やし、母親のため、太陽光発電三輪車を造り上げた。 「それが母の人生を以前よりずっと楽にしたのは明らかでした。母は色んなことが自分でできて嬉しそうでした」 彼がデザインした三輪車はシェイク ハシナ首相の注目を集め、感謝状が送られた。 7月にバングラデシュを訪問したブータン首相は、ダッカで開かれた「開発イノベーション2016年首脳会議」でユースフさんの三輪車を見て、その安価なユニットに感銘を受けて祝福する手紙を送った。 「私が作った三輪車は片手で操作できます。しかし今、ブルートゥースを介して、任意のアンドロイドデバイスによって制御することを考えています。プロジェクトに必要なお金を稼ぐには数ヶ月かかるでしょう」 チャンドプール(Chandpur)のボンゴボンドゥ通りの家でユースフさんはデイリースターに話してくれた。 町の道路沿いで茶屋台を経営するユースフさんの父カウワザ アーメド サルダルさんと兄が家族の働き手だ。 彼の技術的な優位性と発明性は、繰り返し中断された教育由来のものではない。 「最初は5学年で退学しました。交通事故で右腕を負傷したのです」 ユースフさんはいう。 約2年後に学校に戻り、その2年後、再び退学した。最終的に2010年、オープン大学のSSC(中等教育資格証明試験)に合格した。5年間の休学後、彼は今年復学し、HSC(高等教育資格証明試験)を受けた。 「私はどんな研修も受けていません。子どものころから電気機械装置に魅了されました。私は時々頭の中で様々なマシンを設計していました」 だが太陽光発電三輪車の成功後の今、障害を持つ人々に役立てるものに焦点を当てたいと考えている。 彼は以前、マットラブ ウタール郡のマンズール アーメド郡議会議長から資金提供を受け、2つの小さな太陽光発電三輪車を造った。今回彼はそれを仕上げるのに数週間しかかからなかった。 その三輪車は歩く能力を失った2人の生徒に与えられた。 その生徒の1人、15歳前後ラジュ君は20キロメートル以上乗っている三輪車を、チャンドプール特派員に見せてくれた。 「ここ来たとき、太陽光は十分あったので、帰りの電力は問題ないです」 少年は話した。 バングラデシュ/The Daily Star Nov 22 2016 http://www.thedailystar.net/backpage/solar-hope-riders-1318585 翻訳:松本 #バングラデシュ #ニュース #太陽光発電 #三輪車