世界的な観光地となる可能性

世界的な観光地となる可能性
【The Daily Star】バングラデシュは魅力的な観光地を提供することで、世界の旅行客、とりわけインドやミャンマーを訪れた中国人旅行客を誘致することができる。業界関係者が述べた。

中国は習近平国家主席が打ち出した一帯一路構想の下、国境を越えた観光に多くの力を注いでいる。

また、インドは世界最大の出国者(1億4400万人)を誇る中国に対し、仏教地巡礼観光を推し進めている。

一方、中国人はミャンマーへ入国する外国人として、世界で2番目に多い。

「インドやミャンマーを訪れた観光客を誘致する大きな可能性を秘めているのです」
バングラデシュツアーオペレーター協会(TOAB)のトウフィク・ラハマン理事はいう。

バングラデシュの観光部門をさらに拡大させるには、政府と民間双方に役割がある。

政府は到着ビザやイミグレーション、税関、海上港・陸港経由の到着ビザを緩和することで、外国人観光客がバングラデシュを旅行先とみなすようになる。

民間はインドやミャンマーのツアーオペレーターとの協力が不可欠で、海洋クルーズ船に新たなチャンスがあると述べた。


BIMSTEC*間観光
*バングラデシュ、ブータン、インド、ミャンマー、ネパール、スリランカ、タイから成るベンガル湾多分野技術経済協力イニシアチブ

一方、先日カトマンズで開催された第4回BIMSTECサミットでは、関係国間の観光を促進する具体的取組みに合意したと、外務省関係者は述べた。

加盟国は関連当局に対し、過去に採用して強化した『BIMSTEC間の観光発展と推進計画』などの構想を表に出した新たな戦略を策定する。

また、観光客の安全安心を保証し、スムーズな交通接続を確保することで観光を促進するという確実な措置を講じることに合意した。

BIMSTECサミットの共同宣言では、仏教地巡礼や寺院観光、古代都市観光、エコツーリズム、医療観光を発展させ促進するという公約を再確認し、2020年にネパールでBIMSTEC観光会議を開催することを歓迎した。

インド観光省は、世界にはおよそ5億人の仏教徒が暮らし、その大部分は東南アジアと極東アジアに住んでいると推定する。

民間航空・観光省の担当者は、バングラデシュ政府は国内観光の持続可能な発展に焦点を当てているとして、仏教遺産などの戦略的観光資源の発展における地域間協力の重要性を強調した。

Bangladesh News/The Daily Star Sep 9 2018
https://www.thedailystar.net/city/news/bangladesh-can-become-extended-destination-global-tourists-1631281
翻訳:吉本
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