日本の双日が投資

【The Daily Star】日本の大手商社の一つ双日は、バングラデシュの電力インフラ部門や工業団地に投資することに力を注いでいる。

すでにバングラデシュ企業のエナジーパック・パワー・ジェネレーション(Energypac Power Generation Ltd)と提携し、ミルザライ経済特区の1000エーカーの土地で港の建設を始めた。

二社の合弁会社は当初5億ドル(555億円)投資し、段階を進めながら投資額を最大20億ドル(2220億円)まで引き上げると、エナジーパックのフマユン・ラシッド社長は話した。

同社は10月21日にバングラデシュ経済特区庁(BEZA)との覚書(MOU)に署名し、実行可能性調査を始める予定だ。

双日はバングラデシュ国内で長期の投資計画を持っていると、BEZA投資促進担当のMd・ハルヌール・ラシッド執行役は話す。

ミルザライ経済特区で港湾設備を含むサービス志向の工業団地を建設するため、双日は1000エーカーの土地を求めていた。

バングラデシュ企業の現時点の主要目標は、エネルギーやインフラ、工業団地の発展だとラシッド氏。

双日は機械や化学、医療、再生可能エネルギー、石炭、食料、繊維など、様々な事業を発展させたいと考えているという。

「双日の投資は質の高いものとなり、外国直接投資の誘致に繋がるでしょう」

ラシッド氏によれば、双日の基本計画は母船が投錨できる港を作り、大型素材の積み込みサービスを提供するインフラを確立することだという。

チッタゴン(Chittagong)港は技術とスペースが不足しているため、大型素材の積み込みサービスを提供することができない。双日はこのサービスを提供し、事業コストを軽減する。

様々な実行可能性調査を実施してから1年半以内にプロジェクトをスタートさせたいと、合弁会社は期待を示す。

エナジーパックと双日は既にこのプロジェクトを実施するためのMoUに署名した。

双日は1951年からバングラデシュで事業を始め、ショナルガオホテルやチッタゴンの製鉄所など多くのプロジェクトを請け負った。

同社は当初ダッカとチッタゴンに連絡事務所を開設したが、2004年に閉鎖した。だが、今年8月8日、再びダッカで事務所を開設している。

バングラデシュでは今後、エネルギーや社会インフラ部門のプロジェクト推進に重点を置くと、双日は声明で述べている。

Bangladesh News/The Daily Star Oct 10 2018
https://www.thedailystar.net/business/news/japans-sojitz-500m-tie-energypac-1645027
翻訳:吉本
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