【Financial Express】バングラデシュの若者失業率は、アジア太平洋地域の中で『最も悪化』している状態のままだ。
ILO(国際労働機関)によると、2017年、国全体の失業率は1.0%上昇したという。
バングラデシュの若者失業率は2010年から6.4%上昇した。17日に発表されたILOの『アジア太平洋地域の雇用および社会的展望2018』が明らかにした。
「…若者失業率の最も深刻な国はバングラデシュ(+6.4%)、パキスタン(+ 5.3%)、ベトナム(+3.7%)だ」
一方、1週間当たりの労働時間では、バングラデシュは首位の座に留まり続けている。
「バングラデシュ、カンボジア、ミャンマーでは、就業者の45%以上が長時間働いている」
また、アジア太平洋地域では、バングラデシュ、パキスタン、フィリピン、ベトナムの4カ国が、パートや日雇い労働者率が増加している。
だが、書面契約のない労働者割合は、バングラデシュとベトナムで減少した。
開発途上国の臨時雇用率は、バングラデシュと東ティモールでわずかな増加が見られた。
臨時雇用者の範囲は18.6%のフィリピンから、70%以上のバングラデシュ、インドネシア、パキスタンへと、広がりを見せ始めた。
だが、バングラデシュ、インドネシア、パキスタンでは、力強い成長と、労働貧困と脆弱な雇用の減少は同時に起ってはいない。
ILOの展望2018は、労働貧困や非正規雇用は、アジア太平洋地域の労働市場の課題として継続していると認定する。
そこで、地域内の持続可能な経済成長発展につなげるため、正規の仕事を促進する政策を取ることを求めた。
2017年、アジア太平洋地域は世界人口の60%を占め、19億人の労働者( 男性は12億、女性は7億)がいる。
4.1%の地域内失業率は世界最低で、5.5%の世界の失業率を大きく下回っている。
しかし、2015年以降、世界の失業率は堅調だが、アジア太平洋地域では0.1%ポイント上昇した。2018年のアジア太平洋地域の失業者数は8090万人に及ぶ。
世界の若者失業率は12.6%に上昇したが、(地域内の)若者失業率は10.4%と、2015年から変わらないままだ。だが、地域内失業者の35%が若者(15-24歳)である。その若者は、労働年齢層のわずか20%に過ぎない。
一方、2016年は3人のうち2人以上が非正規労働者で、依然として48.6%の労働者が脆弱な雇用形態になっている。
非正規労働者率は特に南アジアで高く、労働者の約88%が非正規雇用だと、『アジア太平洋地域の雇用および社会的展望2018』は指摘した。
Bangladesh News/Financial Express Nov 18 2018
https://thefinancialexpress.com.bd/economy/bd-youth-jobless-rate-rises-by-64-percentage-points-ilo-1542514464
翻訳:吉本
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