黒ニンニク、バングラへ

黒ニンニク、バングラへ
【The Daily Star】ノアカリ(Noakhali)科学技術大学(NSTU)のスボドゥ・クマール・サーカー氏の研究のおかげで、健康食品黒ニンニクがバングラデシュで生産できるようになった。

スボドゥ氏と弘前大学健康科学部元教授の佐々木甚一氏、ダッカ大学の微生物学教授チョードリー・ラフィクル・オーサン氏は2008年から研究を続け、今日の成功を迎えた。

彼らは3種類の黒ニンニクを開発した。

黒ニンニクは特殊な条件の下、熟成したニンニクの頭部から作る。球根は湿度管理された環境の中、60から90日間、60から77℃に温度設定された場所に置かれる。

Processed black garlic. Photo: Courtesy

この条件は、焼き肉や揚げタマネギが濃厚な味わいとなる新しい香りを生産する化学反応、メイラード反応を起こすと考えられている。ニンニクは黒くなり、ねっとりとした歯ごたえになる。

添加物や防腐剤は一切使わず、燃く必要はない。

黒ニンニクはアリシン含有量の多さや豊富なアミノ酸が白ニンニクのほぼ2倍ということで、生ニンニクとは異なる。

NSTUバイオ科学部長で准教授のスボドゥ氏は、彼らが生産した品種は国際市場に存在する既存の黒ニンニクと比較しても、より豊富なタンパク質化合物を含んでいると主張する。

「1型と2型は腫瘍や結腸癌、細菌感染症に対する強力な阻害剤として機能しています。 そのため、大変な健康利益をもたらすでしょう。また、抗酸化物質として働き、糖尿病のリスクを下げ、高血圧やコレステロールレベルを下げるため、長寿と体力を高めます」

「生ニンニクと比較すると、3つの型すべてでより高濃度のフラボノイド、アルカロイド、サポニン、タンニン、強心性配糖体、糖の少なさを発見しました。1型と2型の抽出物は、3型の抽出物に比べて強い抗菌活性を示しました」

穏やかな香りと甘味のある商品は、生ニンニクを避けている人にアピールできる。果物か野菜として食べることができ、サラダ料理として使えるとスボドゥ氏。

政府の支援を求めるスボドゥ氏は、大規模な黒ニンニク生産がビジネスとしてのドアを大きく開くと話す。

「家庭で発酵プロセスを実行することができ、国民が栄養を満たすことを助けます」
スボドゥ氏は、バングラデシュ産黒ニンニクはたんぱく質成分が多く、価格が安いことで、国際市場で強く望まれる可能性があるという。

黒ニンニクは健康食品として、日本や韓国で開発された。タイでは寿命を延ばす食品として評価されている。

9月6日、日本の青森県八戸市で開かれた第3回国際黒ニンニクサミットはスボドゥ氏のバングラデシュでの研究に対し、『黒ニンニク大使』という称号を授与した。

黒ニンニク国際会議と青森黒にんにく協会の柏崎進一会長が栄誉を授けた。

スボドゥ氏の研究結果は、8月にカンボジアで開催された第4回AFSA食の安全と食糧安全保障国際会議や、9月に日本で開催された第3回国際黒ニンニクサミットで発表された。

Bangladesh News/The Daily Star Dec 26 2018
https://www.thedailystar.net/country/news/black-garlic-now-bangladesh-1678831
翻訳:吉本
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