環境に優しいジュート製品

環境に優しいジュート製品
【The Daily Star】ダッカ国際見本市(DITF)に参加しているジュート製品製造業者は、質の高い製品や環境に優しい製品の使用拡大を背景に、国外バイヤーの注目を集めている。

『クラフトNクラフト』の経営者モハンマド・ワジウル・ラハマン氏は国内外のバイヤー用に、買物バッグや小型バッグ、セミナーバッグ、籠、バックパックなど、100種類以上の製品を持ち込んだ。

これまで中国やバングラデシュ国内で大量注文を受けたが、一カ月に渡るフェアの中でさらに注文を受けることに期待を示す。

「DITFはバイヤーがその場で商品を選択できるため、ジュート製品の宣伝や顧客の獲得に役立ちます」

ラハマン氏の製品は国内バイヤーや第三者を通じて、様々な国に輸出されている。

ラハマン氏は政府のジュート多様化推進センター(JDPC)のパビリオンに参加する、26のジュート製品製造業者のうちの1人だ。

輸出拡大のためのジュート製品の多様化への取り組みの一環として、政府は起業家に対し、出展料の50%の補助金を提供したとJDPC関係者は話す。

ジュートやジュート製品は衣料品や皮革製品に次ぐ第3の輸出品として、10億ドルの壁を突破した。

輸出促進局によると、昨会計年度、この部門は輸出で10.2億ドル(1132億円)を稼いだ。

ジュート製品の輸出・卸売業者『デザイン・バイ・ルビナ』の経営者ルビナ・アクター・ムンニ氏は、ジュート製品をインド、中国、フィリピンに直接輸出しており、定期的に企業から大量注文を受けると話す。

フェアに参加することの意義について彼女は、商品を新しいバイヤーや訪問者に紹介し、ブランド価値を生み出すのに役立つという。

ムンニ氏はパンジャブやベスト、サリー、玩具など、約200のジュート製品を製造している。ワインバッグは外国バイヤーに最も人気がある。

社会福祉団体誠実拡大支援協議会財団(PEACEF)の関連会社『ジュートクラフト』は、ラナプラザ崩壊で生き残った人が作ったジュート製品を展示している。

同社のアフジャル・ホサイン事務局長は、14人の生存者に仕事を提供しているという。

ジュートクラフトは2017年にジュート製品の製造を開始して初めて、このフェアに参加した。

「見本市は製品のマーケティングや宣伝、バイヤーとの出会い、売り上げの拡大に役立ちます」
ホサイン氏は話した。

『K2Kウェアーズインターナショナル』の経営者イシュラット・ジャハン氏は、初期の頃、人々はジュート製品を低価格商品と見なしていたが、今では環境に優しい製品として見ているとして、「そのため、ジュート製品の需要は世界的に着実に増加しています」と話した。

イシュラット氏の下へ、多くのバイヤーや輸出業者が訪れた。彼女は英国バイヤーからスポット注文を受けたが、それを会社の成功と見ている。

Bangladesh News/The Daily Star Jan 21 2019
https://www.thedailystar.net/business/news/jute-goods-makers-target-green-consumers-1690441
翻訳:吉本
#バングラデシュ #ニュース #ジュート #ダッカ国際見本市