農機を製造する国内企業

農機を製造する国内企業
【The Daily Star】農業従事者が漸減する問題に直面する生産者の要望に対応するため、アリム産業は農機製造設備を拡張している。

この動きは、2016ー17会計年度、国家歳入庁(NBR)が耕運機や脱穀機、刈取機、播種機の国内製造を奨励するため、特定部品の輸入に関する関税譲歩を開始したことではじまった。

歳入庁は特定の機械部品の輸入に対し、わずか1%の関税しか課さなかった。

政府が譲許金利を維持すれば、国内製造された農機は輸入品より15ー20%安くなると、アリム産業のアリムル・オーサン・チョードリー社長はいう。

シレット(Sylhet)県の北東部にある同社は農業省の許可を待っている。許可は職務上の利益を享受するために必要だ。

「12月から刈取機と耕運機の製造を始めたいのです」

農地の90%近くを耕運機やトラクターで耕し、穀物の90%以上を機械で脱穀するとき、アリムの努力は生きてくる。

さらに大部分の土地を機械で行う灌漑も農業機械やスペア部品の巨大な市場を生み出し、減少する農業労働者の賃金上昇問題にも対応できるだろうと関係者はいう。

国内製造が十分でなければ、ほとんどの需要を輸入農機が満たしてしまう。

業界関係者によると、毎年4万台の耕運機が市場に出回るが、その95%は輸入品だという。

バングラデシュに農業機械の市場規模に関する正確なデータはないとチョードリー氏。だが、バングラデシュで最も歴史のある農業関連メーカーのアリム産業は、年に15-20%の成長を記録しているという。

彼はバングラデシュ銀行に対し、農機を農業関連産業のリストに含めることで、低コスト融資を受けらられるようにすることを要請した。

また、既存や新規投資家の投資を促進するための減税を求めた。

農業省の農業機械化プロジェクト担当ディレクターのシェイク・Md・ナジム・ウディン氏は、アリム産業の工場を視察し、インフラ開発や資本機械の導入を行っていることがわかったという。

「私たちは農業省に推薦書を提出しました」
政府は農業部門を発展させるため、農業の機械化に関する政策立案を計画しているとナジム・ウディン氏はいう。

既存の農業政策も機械化を強調している。 
「しかし、国内製造を増やし、機械化の質を高めたいのであれば、別の政策が必要です」
政策案はすでに農業省に提出されたと、ナジム・ウディン氏は補足した。

Bangladesh News/The Daily Star Jan 23 2019
https://www.thedailystar.net/business/news/local-firm-making-farm-machinery-1691377
翻訳:吉本
#バングラデシュ #ニュース #農機 #農業機械化