楽観的な家族経営企業

楽観的な家族経営企業
【Financial Express】第一世代が運営するバングラデシュのほぼすべての家族経営企業(FBs)は、今後2年間で成長し、経済成長物語に大きく貢献すると予想している。そんな調査結果が明らかになった。

調査はプライスウォーターハウス・クーパーズ(PwC)が行った。

興味深いことに、そのうち戦略的な中期計画を立てているのは34%だけだという。

調査によると、FBsの91%以上は次世代に引き渡す計画を立てている。そのうち31%だけが非公式ながら育成計画を持っている。
前向きな成長見通しがある一方、スキルを持った人材へのアクセス、競争激化、技術革新、エネルギー価格や原材料の高騰などが、依然として大半のFBsの懸念となっている。

FBsはこれらの課題に対処し、世界基準を満たすため、イノベーションを加速する必要性を感じている。

30日夜、調査結果がダッカで発表された際、PwCバングラデシュのマムン・ラシッド業務執行社員は次のように述べた。
「FBsはバングラデシュの国づくりや雇用創出、富の創造で重要な役割を果たしてきました。これらの企業は継続的な成長を確実にし、国内での起業家活動の活発化を維持するため、体系的な後継者育成計画を実施することが非常に重要です」

調査によると、特定のテクノロジーを理解しているのはわずかだ。デジタル化の影響を認識するのは19%のみで、世界のFBsの30%と比べると低い。スキルを持った人材を採用し、後継者に力を与えることで、持続可能なビジネスモデルにつながる可能性がある。

PwCインドの創業者兼民間ビジネスリーダーのガネーシャ・ラジュ・K氏は補足する。
「世界中のファミリービジネスは交差点に立っています。彼らは実際的価値を維持しながら、常に革新し、変革しなければなりません。バングラデシュの家族経営企業が将来について楽観的であることは興味深いことです」

調査によると、FBsの97%が価値を明確に理解している。これらは競争の優位性や前向きな評判を与え、才能を維持することに役立つ。混乱の恐怖と急速に変化する地政学的環境の中で、強力な価値体系が家族経営の成長を牽引している。

「バングラデシュ経済は成長曲線を描いており、今年中に発展途上国の中で最高のパフォーマンスを示す国のひとつになると期待されています。バングラデシュの家族経営企業は同じ成長曲線をたどるでしょう。戦略的パートナーシップや国際的な露出、グローバルなベストプラクティスの採用はこれらのビジネスをさらに成熟させ、経済推進を助けるでしょう」
ティプ・ムンシ商業相は述べた。

PwC調査によると、経営の中で何らかの方針や手続きを作成しているFBsは72%で、世界平均の84%をわずかに下回る。

一方、63%は、もめ事はすぐ家族内で解決すると答えている。第三者調停サービスを利用するのはわずか6.0%だった。

FBsで役員をする女性は平均25%だが、管理職は14%でしかない。

FBsの約78%が慈善活動に従事している。だが、彼らが生み出した社会的資産の影響を測定しようとしているのは38%にすぎない。

Bangladesh News/Financial Express Jan 31 2019
https://thefinancialexpress.com.bd/trade/family-businesses-optimistic-about-growth-in-next-two-yrs-1548907966
翻訳:吉本
#バングラデシュ #ニュース #家族経営企業