雇用創出目標届かず

雇用創出目標届かず
【The Daily Star】この間、堅調な経済成長を記録しているが、政府の第7次5カ年計画(2016ー2020会計年度:略称SFYP)の当初2年間の目標である390万の雇用創出目標は半分にも達していない。

SFYPの中間レビューに関する報告書案によると、2016ー2017会計年度の目標に対し、わずか178万の雇用しか生まれなかったという。

第7次計画は製造業の雇用割合を20%に増加させることで、失業者や新規労働力の雇用を生み出すことを目標にしている。

17会計年度、製造業は10.22%成長した。

だが、雇用者数は2013年の950万人から880万人へと減少した。

「失業者が増えていることで、製造業が前進しているかどうかの質問はよくあるが、今のところ解決に至っていない。製造業の雇用と生産高の伸びの傾向をよりよく理解するには、さらなる調査と分析が必要だろう」
報告書は述べている。

『失業率の成長局面』は、主に製造業が成し遂げた毎年7%以上の経済成長を記録したときに起こるという。

SFYP当初2年間で、総雇用に占める製造業雇用の割合は14.4%で低迷していると報告書は示した。

バングラデシュ計画委員会一般経済部メンバーのシャムスル・アラム氏は、GDP成長など多くの分野で進展があったが、十分な雇用を生み出してこなかったと話す。

シャムスル氏は3日に開かれた計画委員会諮問会議で、SFYP(2016年度〜2020年度)報告書の重要部分を発表した。

1%の成長で25万人の雇用を生み出したと、シャムスル氏。 
「最新機械や技術を使用しているため、新しい仕事は生まれていないようです」

政策対話センターの著名研究員ムスタフィズル・ラハマン教授は、労働力代替技術の採用と労働生産性向上が新規の雇用創出に影響を及ぼしたという。

かつて10人が必要だった仕事は今では6人でできると話し、経済や輸出産品の多様化を提案した。

政府は現SFYPで、合計1290万人の雇用を生み出すことを目標とした。そのうち、国内市場で1090万の雇用創出を目指している。

国内市場の雇用創出が少ないにもかかわらず、海外市場ではより多くの雇用機会が生み出された。

報告書によると、過去2年間、海外労働者の目標数は超えたという。

80万人の労働者を海外に派遣することが目標だったが、160万人が旅立った。

200万人の労働者を海外派遣するという5年間の目標の80%が、当初2年間で達成されたと報告書は述べた。

会議にはMA・マンナン計画相や政府関係者が出席した。

Bangladesh News/The Daily Star Feb 4 2019
https://www.thedailystar.net/frontpage/news/job-creation-lags-behind-target-1697095
翻訳:吉本
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