32%の児童がネットいじめに

32%の児童がネットいじめに
【The Daily Star】調査によると、バングラデシュの10-17歳の児童のうち、およそ32%がオンラインでいじめや暴力、嫌がらせに直面している。

ユニセフバングラデシュは、委託した調査『オンライン・オブ・セフティ・チルドレン・イン・バングラデシュ』を、5日の『セーファーインターネットデー』に合わせて明らかにした。

国連児童基金は関係当局に対し、オンラインでの子どもや若者への暴力の予防と協調行動を取るよう要請した。

調査はさまざまな学校やカレッジ、マドラサ(イスラム神学校)の1281人の児童に対して行った。その結果、25%が11歳という早い時期にデジタル世界にアクセスしていることがわかった。

また、63%の児童がインターネットの主な利用場所として自分の部屋を使っていることも判明した。これは管理されずにインターネットが使える『寝室文化』が普及していることを示している。

調査対象となった男子の70%、女子の44%が見知らぬ人を『オンラインの友人』リストとして受け入れ、安全性を危うくしている。

児童の約10%がオンラインで挑発的な宗教コンテンツにアクセスしていた。

5日、ダッカのカルワンバザールにあるジャナタソフトウェアパークで記者会見が開かれた。

ムスタファ・ジャバール郵政通信情報通信相は、政府は安全なデジタル化を確保するため、サイバーセキュリティ問題に取り組んでいると述べた。

また当局に対し、通常の教育カリキュラムにデジタル安全問題を取り入れるよう要請した。

デジタルサービスの独立系アナリストTIM・ヌルル・カビール氏は大臣のコメントを受け、ユニセフに対し、若者や児童のため世界標準の教育カリキュラムを策定するよう要請した。

「私たちはバングラデシュや世界各地の児童や若者たちから聞き取りしました。彼らの言っていることは明らかです。インターネットは親切な不毛地帯だと」
ユニセフバングラデシュのエドゥアール・ベグベーダー代表は述べた。

「だからこそ、ユニセフは『セーファーインターネットデー』の今日、先を行く若者に関心を持ち続け、オンラインでの親切を誘い、インターネットを全ての人、とりわけ児童にとってより安全な場所にするための行動を求めています」

バングラデシュでの調査とは別に、ユニセフは5週間かけ、世界160カ国以上、100万人以上を対象にした世論調査を行った。

Bangladesh News/The Daily Star Feb 6 2019
https://www.thedailystar.net/country/safer-internet-day-2019-prevent-bullying-of-children-online-in-bangladesh-unicef-1697785
翻訳:吉本
#バングラデシュ #ニュース #インターネット #いじめ #ユニセフ #セーファーインターネットデー