国際クルーズ船のテストラン

国際クルーズ船のテストラン
【The Daily Star】バングラデシュとインド間の乗客クルーズ船サービスが3月29日から始まる予定だ。これにより、国境を越えた観光の広がりが新たな時代を迎えることになると、担当者は述べた。

バングラデシュ内陸水運公社(BIWTC)とインドの事業者は、数十年間使われていなかった観光ルートを復活させることを目指している。

「私たちはダッカからコルカタまで、実験的な旅を始める予定です」
BIWTCのNSM・シャハダット・アリ商業理事は述べた。

BIWTCのMVモドゥマティ(Madhumati)号は、ボリシャル(Barishal)、モングラ(Mongla)、シュンドルボン(Sundarbans)に沿って移動する。乗客を乗せるかどうかは会議で話し合われるという。

同時にコルカタを出発したクルージング船RVベンガル・ガンガ号は、シュンドルボン、クルナ(Khulna)アングティハラ(Aungtihara)、モングラを経由し、3月31日にバングラデシュに入る予定だと、バングラデシュ内陸水運局(BIWTA)の担当者は述べた。

その後、ボリシャル(Barishal)、チャンドプール(Chandpur)、ダッカ(Dhaka)ショドルガット(Sadarghat)、マラ(Mara)、シラジゴンジ(Sirajganj)、チルマリ(Chilmari)を通ってインド北東部のアッサム州に入り、目的地であるインドグワハティ近郊のシルガットへ向かう。

到着は4月12日の見込みだ。

BIWTAのサイフル・イスラム共同ディレクターは、数日以内にRVベンガル・ガンガ号に乗り込む乗客の数を把握できるだろうと述べた。

過日、インド内陸水路局は、3月にコルカタからクルーズするRVベンガル・ガンガ号について、BIWTAに通知していた。

BIWTAはそれを受け、バングラデシュとインド間の内陸航路を使った旅客・クルーズ船サービスを円滑にするため、関税や入国管理を中心とする全ての機関を含めた省庁間会議を開催した。

この動きの背景には、昨年10月、両国船舶省が沿岸航路および指定内陸航路に沿って移動するための標準作業手順を最終決定したことがある。

英国統治時代、アッサム ーゴアランドダ-ナラヤンガンジ - コルカタ - エラハバードのルートを使い、東西ベンガルと北東インドを結ぶ蒸気船による水上輸送が行われていた。

蒸気船のサービスルートを研究するBIWTC事務局長のキャプテン・ショウカット・サーダ―氏によると、この輸送はインドとパキスタン(現パキスタンとバングラデシュ)が1947年に分割したことで停止したという。

Bangladesh News/The Daily Star Mar 11 2019
https://www.thedailystar.net/business/news/cruise-test-run-march-29-1713178
翻訳:吉本
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