新年を前に売上が好調

新年を前に売上が好調
【The Daily Star】普通は上品な食事を中心に祝われる毎年恒例のボヘラ・ボイジャック(ベンガル新年:4月14日)を前に、オンラインショップではヒルサ(国民魚と呼ばれてよく食べられる)まで販売している。

そんなオンラインショップの1つ『オトバ(Othoba).com』では、これまでに1kg以上のヒルサを約2千パック販売したと、ニルジュホール・クンドゥ部長は話す。

ヒルサだけではない。このプラン-RFLグループの姉妹会社では、ベンガル新年に関連するお菓子やサリー(女性用衣装)、ルンギー(スカートや下帯などに使われる明るく着色された布地)などの商品も販売する。

各商品はボヘラ・ボイジャック割引を提供している。

オンラインショップでは毎日平均3千万ー4千万タカ(3964万ー5286万円)の商品が販売されるが、ボヘラ・ボイジャック前にはさらに数千万タカの売上がプラスされると、デジタル・コマース市場調査会社SSL・ワイアレスのアシシュ・チャクラボルティ最高執行責任者(CEO)は話した。

「しかし、今回、この業界は望ましい成長を遂げていません」
アシシュ氏は補足した。

2018年末の総選挙後に経済全体が減速し、それが電子商取引業界に影響を及ぼしたのだろうと、国内大手電子商取引企業の1つ『アジュカーディール(ajkerdeal).com』の創設者AKM・ファヒム・マシュルール氏は分析する。

今年、アジュカーディール.comはボヘラ・ボイジャックを機に売上が50%上昇した。だが、去年は今年の倍ほどの売上があったという。

「ボヘラ・ボイジャック用の消費が少ないような気がします」

もう1つの理由としてマシュルール氏は、数週間後に国内最大の祝祭『イードーアルーフィトル』が始まるために消費を節約しているのだろうと分析した。

『プリヨショップ(PriyoShop).com』はボヘラ・ボイジャックを念頭に、ダイヤモンド・ジュエリーのオンライン販売を始めた。これまでのところ、売上は予想を下回っていると、同サイトの創設者兼最高経営責任者アシクル・アラム・カーン氏は話した。

一方、『バッグドゥーム(Bagdoom).com』は満足のいく売上を記録していると、同社のミラジュル・ホクCEOは話した。

ボヘラ・ボイジャック用の注文は4月14日の1週間ほど前からではなく、3月前半に始まったという。

現在、電子商取引の市場規模は約110-120億タカ(145-159億円)で、昨年から75%上昇したと、調査会社SSL。

数社の電子商取引企業に助けられ、その数字は年末までに180億タカ(238億円)に達すると、SSLは予測する。現在、業界では3500社が事業展開している。

その上で、イード前に注文数は9万になると予測した。

「バングラデシュの電子商取引市場全体が成長しており、それが最も重要なことです」
バッグドゥーム.comのホク氏は話した。

今月初め、国連貿易開発会議は、バングラデシュは『模範的な』デジタル基盤を構築した後、電子商取引拡大の恩恵を受けるだろうとレポートで述べた。

また、電子商取引に優しいインフラストラクチャを強化することで戦略を立てやすくなり、物流が向上し、スマートな発展を遂げるとした。

Bangladesh News/The Daily Star Apr 10 2019
https://www.thedailystar.net/business/news/pahela-baishakh-online-shops-log-brisk-sales-1727734
翻訳:吉本
#バングラデシュ #ニュース #電子商取引 #ベンガル新年 #イード・アル・フィトル