インフレ率は設定目標内

インフレ率は設定目標内
【The Daily Star】主として米の増産を背景に、政府は、期末までのインフレ率を設定した目標内に抑えることができた。

2018ー19会計年度のインフレ率は5.48%で、5.6%だった目標を大幅に下回った。

MA・マンナン計画相が記者会見で数値を発表した。稲の生産量が需要以上となって価格が下がったことが、主な理由だとした。

バングラデシュ統計局(BBS)によると、6月のインフレ率は5.52%と、4カ月ぶりの最低値だった。5月は5.63%、昨年6月は5.54%だった。

6月の食料品インフレ率は5.4%で、5月の5.49%から9ベーシスポイント低下した。非食料品インフレ率は5.71%で、5月の5.84%から13べ―シスポイント低下した。

世界銀行(WB)バングラデシュの元首席エコノミストザヒド・フッサイン氏は、2018-19年度のインフレ率は安定しており、政府の中期的なマクロ経済の枠組みである5.6%目標を下回ったことは良いニュースだと述べた。

「食料インフレ率の低下は、非食料品インフレ率の上昇を相殺しました。一方、農村部のインフレ率は上昇、都市部は低下したことで、徐々に都市と農村の価格が統合されてきています」

農村部と都市部の両方で非食料品のインフレ率が上昇しているのは、力強い所得の伸びと、財政拡大による需要牽引効果だと分析する。

「新しいVAT法導入とガス価格上昇から生じるコストプッシュの圧力を管理するには、継続的な政策対応が必要です」

6月の農村部の一般インフレ率は5.38%で、5月の5.44%から低下した。都市部では18ベーシスポイント低下し、5.78%となった。

2013ー14会計年度以降、インフレ率は低下傾向にある。 7.35%だったものが、2016ー17会計年度には5.44%に低下した。翌年は5.78%とわずかに上昇した。

政府の公式文書は、満足のいく国内生産、良好な環境、低い赤字予算、国際市場における低燃料価格や商品価格と相まった慎重な金融政策が、インフレ率全体の低下に寄与したとする。

政府は今年度のインフレ率を5.5%以内に収めることを目標にしている。

Bangladesh News/The Daily Star Jul 10 2019
https://www.thedailystar.net/business/news/annual-inflation-remains-within-target-1769218
翻訳:吉本
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