農産物輸出過去最高に

農産物輸出過去最高に
【Financial Express】加工食品出荷の増加に伴い、バングラデシュは6月末に終了した2018-19年会計年度、農産物輸出で過去最高の利益を上げた。

輸出収入にプラスの影響を与えたのは『コンプライアンス問題』の大幅な進歩に起因すると、企業関係者は分析する。

18-19会計年度は野菜やキンマ葉、お茶、ドライフード、タバコ、果物、枝物などの加工品を輸出することで、前年比35%増、9.09億ドル(1009億円)の利益を上げた。

ドライフードやその他の加工食品は売上全体の77%、7億ドル(777億円)を占めた。

野菜は1億ドル(111億円)と驚くべき数字を記録し、タバコが6300万ドル(69億9218万円)、香辛料が4200万ドル(46億6145億円)と続いた。

「検疫政策により、過去2年間のバングラデシュの加工食品や生鮮食品に対する不適合を最小限に抑えることができました」
植物検疫部門長の Md・アズハ・アリ博士は述べた。

「この政策により、18-19会計年度、農産物から史上最高の利益を得ることができたのです」

EU加盟国は2014年、予測できない元素が存在すると主張し、バングラデシュ産品6品目の輸入を禁止したとアリ氏。禁止後、バングラデシュは厳格な検疫政策を取り、規則を適切に実行し始めた。

市場のチェックとバランスをもたらすため、ヒョウタンやキンマ葉のような農作物の輸出さえも止めた。

「自主規制を2年半継続したため、出荷は3年連続で減少しました。そのため、輸出に大きな負担をかけました。しかし、世界市場を見据えて厳しい規制を行えば、輸出シェアを取り戻すことができると信じていました」
輸出担当者は述べた。

輸出業者は、適正農業慣行(GAP)、危害分析及び重要管理ポイント(HACCP)、トレーサビリティ及び最大残留リミット(MRL)を取得した農家から農作物を集めることが義務付けられている。

また、郡農業担当官監督の下、契約生産者から農産物を集めることを業者に義務付けた。今会計年度(19-20年度)から輸出業者は契約拡大が必須だとアリ氏は述べた。

バングラデシュ果物・野菜・関連製品輸出業者協会のSM・ジャハンギール会長は、国内業者が徐々に検疫問題を意識するようになったという。

ジャハンギール氏は、政府が主要拠点に生鮮食品用冷蔵施設を作れば、バングラデシュは数年以内に輸出を20億ドル(2220億円)に伸ばすことができると述べた。現在、冷蔵包装施設はダッカ県シュヨンプール一カ所しかないという。

「果物、キンマ葉、花、枝物の輸出を増やすことができれば、今会計年度の輸出利益は10億ドル(1110億円)に達する可能性があります」
ジャハンギール氏は述べた。

Bangladesh News/Financial Express Jul 11 2019
https://thefinancialexpress.com.bd/trade/agri-exports-fetch-ever-highest-909-million-1562818416
翻訳:吉本
#バングラデシュ #ニュース #農産物輸出 #検疫 #冷蔵施設