【The Daily Star】政府は7日、今年度の輸出目標を前年度比15.2%増の540億ドル(5兆9933億円)に設定した。
そのうち製品輸出は前年度比12.25%増、455億ドル(5兆499億円)とした。
一方、サービス部門の輸出は前年度比34.1%増、85億ドル(9434億円)とした。
商業省のMd・モフィズル・イスラム長官が、ビジネスマンや貿易団体や商工会議所幹部との会談後、この目標を発表した。
新会計年度の目標は、直前の会計年度の達成度合によって決められる。
目標の設定には世界経済展望や政府の政策支援、ドル為替レートの変化、市場および製品の多様化、供給側の能力、縫製工場の安全基準の改善、米中貿易戦争の影響が考慮されていると、イスラム氏は述べた。
昨会計年度は製品輸出が405.3億ドル(4兆4983億円)、サービス部門の輸出が63.3億ドル(7025億円)だった。輸出全体で14.30%、製品輸出で10.55%、サービス部門輸出で46.06%の伸びを記録した。
従来と同じく、衣料品部門の輸出目標が最も高い。今年、衣料品の輸出目標は昨年度比11.91%増、382億ドル(4兆2397億円)だ。
そのうち、ニットウェアは188.5億ドル(2兆921億円)、織物部門は193.5億ドル(2兆1476憶円)が目標だ。バングラデシュは昨年、前年比11.49%増、341.3億ドル(3兆7891億円)相当の衣料品を輸出した。
輸出品が期待されたほど多様化していないため、衣料品の寄与が大きなシェアを占めた。
衣料品部門(ニットウェアと織物)の貢献は、前年の82%超から84%超に増加した。
政府はさまざまな部門に現金インセンティブを提供しているにもかかわらず、輸出の多様化は進まない。
昨年、衣料品部門は年間目標を4.42%上回った。商業省のデータによると、目標は326.8億ドル(3兆6271億円)だった。
衣料品以外では、皮革製品の輸出が潜在力のある部門とみなされている。商務省は昨年の10.1億ドル(1121億円)の実績から、目標を10.9億ドル(1210億円)とした。
皮革製品は衣料品に次いで2番目に高い収益部門だ。昨年、10億ドルを超えることができたのは、衣料品以外ではこの部門だけだった。イスラム氏はジャーナリストの質問に対し、政府は輸出品の多様化を奨励するため、革や靴、プラスティック商品、ライトエンジニアリングなどにインセンティブを提供し、すでに輸出バスケットを多様化するプロジェクトを実施していると述べた。
バングラデシュ繊維工場協会のモハマド・アリ・ココン会長は主力の繊維部門の問題と展望について話したが、イスラム氏は商業省が将来の行動方針の参考とするため、ビジネスマンと別に会合を開くとした。
イスラム氏は、現状の輸出傾向が続けば、2021年末までに600億ドル(6兆6592億円)の輸出目標を達成する可能性は非常に高いと述べた。
Bangladesh News/The Daily Star Aug 8 2019
https://www.thedailystar.net/business/news/govt-sets-export-target-54b-1783357
翻訳:吉本
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