急成長する電気製品市場

急成長する電気製品市場
【The Daily Star】急速な都市化、電力供給や国民の購買力増加により、電気製品や配線品の国内市場は急速に成長している。

2010年に150億タカ(198.2億円)程度だった市場規模は、現在、500億タカ(660.7億円)にまで達した。主要市場プレーヤーRFL電気の親会社プランRFLグループのカムルッザマン・カマル販売部長は述べた。

バングラデシュ・ランプ社のMM・アルスラン市場責任者は、ここ10年ほどの農村部の電化や電力供給量の増加が、市場成長に重大な役割を果たしたと考えている。

電力局によると、5月29日、バングラデシュは過去最大の1万2893メガワットの電力を生産した。これは2009-10会計年度の4倍にあたる。

政府データによると、現在、電力アクセスできる国民は93%で、この10年間で倍増したという。

また、この間の1人当たりの収入は751ドル(8万3351円)から1909ドル(21万1874円)へと、倍以上増加した。

産業政策2016で導入された新しい税制上の優遇措置は、国内起業家がこの部門へ新たな投資を行うことを奨励したとアルスラン氏はいう。

トランスコムグループの関連会社であるバングラデシュ・ランプ社は、電球やコンパクト蛍光灯、チューブライト、その他照明製品を製造している。

ブランド製品の製造業者は国内需要の50%に対応し、残りはブランド以外の国内製品と輸入製品が満たしている。

ほとんどの消費者は電気製品の品質や安全性に関心がないとアルスラン氏。
「消費者は低価格かどうかだけを見ます」

国内電気製品の質は輸入品よりよく、値段もリーズナブルだと言うのは、エナジーパック電気CEOのヌルル・アクタール氏。だが、国内メーカーは非ブランド輸入製品と不健全な競争に直面しているという。エナジーパックでは家庭用配線アクセサリー、発光ダイオード(LED)電球、チューブライト、天井ファンを製造している。

購買力が増加したにもかかわらず、多くの国民は依然として市場で入手可能な標準以下の低価格商品を使うことを選ぶ、とアクタール氏はいう。

「お客様は安全のため、高品質の製品を購入した方がよいでしょう」

RFL電気は2012年に操業を始め、現在、電気製品の総需要の約10%を満たし、年間成長率は約15%だと、カマル氏はいう。クリック、ビズリ、プロトン、ビジョンの4ブランド名で、ケーブル、スイッチ、ファン、LED電球、サーキットブレーカー、電気アクセサリーを製造している。

ウォルトンは2016年に電気アクセサリーと器具の製造を始め、3年経たずして市場シェアの約15%を獲得したと、同社のオーガスティン・スジャン次長は述べた。来年まで市場シェアを2倍にし、今後数年で市場リーダーになることを目標にしているという。

その他の電気製品ブランドメーカーとして、スーパースターグループ、MEPグループ、ACIがある。

Bangladesh News/The Daily Star Oct 16 2019
https://www.thedailystar.net/business/news/electrical-products-market-growing-fast-1814353
翻訳:吉本
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