6号線をコムラプールへ延伸

6号線をコムラプールへ延伸
【The Daily Star】政府は、現在ウッタラ(Uttara)からモティジール(Motijhee)まで建設中のMRT6号線を、コムラプール駅まで延伸することにした。それにより、市民が国内最大の鉄道駅(コムラプール)のサービスを直接利用できるようになる。

プロジェクトを実施する国有ダッカ大量高速輸送社(DMTCL)は、地形調査を完了し、同プロジェクトの下で1.16km伸びるルートの選択を終えた。

「道路の上に鉄道を建設することができないという問題があります。一時的な構造物を除けば、路線上に31のビルがあり、その土地を取得する必要があります」 

「現在、社会調査プログラムの下、ビルの所有者たちと話し合いをしています」
DMTCLのMAN・シディック社長は5日、オフィスで述べた。

連絡を受けたヌルル・イスラム・スジャン鉄道相は、鉄道やメトロは市民のためのものだとし、「コムラプール駅を多目的中央駅にする計画があり、6号線延伸作業は計画に合わせて行わなけれなばなりません」と、本紙に述べた。

国内初のメトロ鉄道プロジェクトのMRT6号線の建設作業は、11月時点で38.35%が完了し、国の独立50周年記念日に合わせて2021年12月16日に開通する予定だ。

16駅20.10kmのメトロ鉄道は、1時間に6万人の乗客を運び、現在2時間はかかるウッタラからモティジールの移動時間が、1時間程度短縮される。延伸工事が実施されれば、全長21.26km、17駅の路線となる。

道路交通ハイウェイ局の前局長でもあるMAN・シディック氏は、ダッカ以外からやって来る人は、コムラプール駅で車両をつかまえることが難しいという。

「首相はこれを考慮して、コムラプールまで延長するように指示しました」

現在のモティジールからコムラプールへ続く道路は、メトロ鉄道の路線としては現実的ではないという。そのため、彼らはバングラデシュ鉄道やバングラデシュ道路交通局が所有する土地をルートに選んだ。

31のビルと土地所有者は新しい取得ポリシーに従い、土地は既存価格の3倍、ビルは現在の市場価格が提示されるとし、その他にも複数の利益を得るとした。

シディック氏は質問に対し、MRT6号線の建設作業は規定スケジュールより速い2021年12月までに完成させ、結果として建設コストの削減になるとした。

「規定時間内にプロジェクトを実施することで資金を節約し、それを使って延伸工事を実施できることを期待しています」

だが、延伸工事がいつ始まるかについては言及しなかった。

バングラデシュ鉄道(BR)が土地の使用に関して制限するかどうかを尋ねられたシディック氏は、コムラプール駅は『象徴的な建物』であり、BRはメトロ駅を建物の視界を妨げない場所に建設することを望んでいるとした。

MRT6号線だけの視点ではなく、全体的なアプローチでこの問題に対処したいと話すシディック氏は、6号線以外に1号線や2号線、4号線の地下鉄駅をコムラプール駅とリンクさせると述べた。

輸送の専門家であるミザヌール・ラーマン教授はこの計画を歓迎し、これにより多くの人々が恩恵を受けるとした。

ラーマン氏は、すべての主要な都市間バスターミナルやハズラット・シャージャラル国際空港とメトロ鉄道をリンクさせることで、ダッカ以外から来た人が容易に鉄道サービスが利用できるようになると述べた。

一方、Buet(バングラデシュ工科大学)事故調査研究所(ARI)のミザヌル教授は、政府は延伸作業の完了を待つべきではなく、むしろ人々の苦痛を軽減するために、期限内にMRT6号線を開くべきだとした。

また、延伸が、国内最大の鉄道駅コムラプールで既に実施されている計画を妨げるものではないと補足した。

交通渋滞と大気汚染を減らすため、政府は2030年までに、ダッカとその周辺地域に5つのメトロ鉄道(高架鉄道、地下鉄、3つの高架及び地下鉄道)を建設することを目指している。

Bangladesh News/The Daily Star Dec 6 2019
https://www.thedailystar.net/backpage/news/metro-line-6-link-kamalapur-1836388
翻訳:吉本
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