NEET率の男女格差

NEET率の男女格差

【Financial Express】国際労働機関(ILO)が発表した最新報告書によると、バングラデシュなどの国では、就学・就労・職業訓練のいずれも行っていない(Not in Education, Employment or Training,NEET)率の男女格差が非常に高いという。

『若者のための世界雇用動向2020(GET Youth 2020)』報告書は、バングラデシュの若い女性の約47%がNEETだということを明らかにした。若い男性のNEET率は10%だった。

【中略】

最新データによると、アジア太平洋地域のほとんどの若い労働者は非正規の仕事をしている。成人の67.1%に対し、若年の86.3%が非正規雇用だ。

「若者のためのまともな雇用が十分に作られていません。つまり可能性のある数百万人が、適切に利用されていないということです」
ILOバングラデシュ事務所のトゥオモ・プティアイネン所長は述べた。

「ILOは若者に雇用機会を提供するため、開発パートナーである欧州連合(EU)やカナダ政府と10年以上にわたって政府と協力し、就学・就労・職業訓練を行ってきました」

ILOは現在、学生が技術や気候変動、不平等、人口統計によってもたらされる課題を克服することを可能にするため、モデルTVET(技術教育、訓練、職業教育訓練)研究所を複数のTVET機関に変える政府を支援しているという。

「また、これらのモデル研究所は、すべての訓練生にキャリアガイダンスと職業紹介サービスを提供するため、雇用者組織と提携しています」

しかし、別の問題として、大卒若者労働者数の急激な増加が大学院卒労働の需要を上回り、大学院卒賃金を押し下げる事態に直面している、とトゥオモ氏はいう。

報告書はまた、世界経済の低迷や貿易緊張、最近のCOVID-19の流行が経済活動を圧迫しているとして、若者はまともで生産的な仕事にアクセスする上で多くの障害に直面し続けるだろうと述べた。

Bangladesh News/Financial Express Mar 11 2020
https://thefinancialexpress.com.bd/national/gender-gap-in-neet-rate-much-higher-in-bd-ilo-report-1583901870
翻訳:吉本

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