【The Daily Star】アジア開発銀行(ADB)は、新型コロナウイルス大流行との戦いを支援するため、バングラデシュへの緊急助成金第一段階として30万ドル(3329.6万円)を承認した。

この助成金は、個人用保護具やN95マスク、安全ゴーグル、エプロン、温度計、バイオハザードバッグなど、保健安全物資の調達を支援するため、保健家族福祉省保健サービス総局が優先して使用する。

物資は、政府のウイルス拡散封じ込め対策を強化することに役立つだろう。ADBはプレスリリースで述べた。

3月27日に承認された助成金は、ADBの地域技術支援『コロナウイルス2019の発生及びその他伝染病の潜在的な発生に対処する地域支援』から調達される。

「ADBは、COVID-19をコントロールする戦いでバングラデシュを全力で支援します。今回の助成金は、この困難な状況に対処する政府を支援するために準備した第一段階のものです」
ADBバングラデシュのマンモハン・パーカシュ所長は述べた。

【中略】

マニラに拠点を置くADBは、ウイルス流行で経済が緊張状態にあるバングラデシュに、5億ドル(554.9億円）の支援を提供する可能性があると財務省関係者は述べた。

バングラデシュの国内総生産(GDP)は、国内でコロナウイルスが大発生するという最悪のシナリオでは、1.1%縮小する可能性があると、ADBは3月第1週の分析で述べた。

つまり、この新型ウイルスは、3千億ドル(33兆2961億円）以上の経済から30.2億ドル(3351.8億円)を一掃する可能性があるとし、このシナリオでは89万4930人の雇用が失われると分析した。

保健省関係者は、ADBから別に1億ドル(111億円)の支援が保健部門にあるかもしれないと述べた。この資金は、コロナウイルスに感染した患者を治療する病院の設置や、機器の購入に使われる。

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ADBの緊急助成金