【The Daily Star】国内需要の増加に対応するため、政府は2025年までに茶の生産量を約46%増やし、1.4億キログラムにすることを目標にする。ティプ・ムンシ商業相が述べた。
1971年の独立後、バングラデシュの紅茶はジュートや皮革製品と並んで国内有数の輸出品となった。
だが、国内消費が大幅に増加するにつれ、かつて貴族の象徴と考えられていた紅茶は、家庭の定番の飲み物となった。
収入が増えるにつれて、紅茶の需要が増加したからだ。伝統的に上流階級の飲み物だった紅茶は、今や全国各地で消費されるようになった。
国内需要の高まりに対応するため、生産者が輸出を減らしただけでなく、スリランカやインド、パキスタンなどから高級茶葉を輸入するようになった。
現在、バングラデシュ国内には28万エーカー(11万3300ヘクタール)に167の茶園がある。商業省の統計によれば、2019年の国内の紅茶消費量は9520万キログラムだった。
一方、紅茶産業は直接雇用で9万6千人、間接雇用を入れれば150万人の労働者が関わっていると推定される。
ムンシ氏は23日、ダッカの私邸で様々な茶園経営者と会談した。その中でムンシ氏は、政府は新しい品種の導入など、国内生産と輸出を増やすために複数の措置を講じてきたと述べた。
バングラデシュは以前、国内需要を満たしたうえで、米国やパキスタン、中東の複数の国に大量の紅茶を輸出していた。
【後略】
Bangladesh News/The Daily Star Aug 24 2020
https://www.thedailystar.net/business/news/tea-production-be-ramped-2025-1949913
翻訳:吉本